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『さすが太郎さん!!!』と思ったこと~2021.10.31衆議院議員選挙の前に~

2021.10.31は衆議院議員選挙の投開票日だ。いきなりの選挙。しかもコロナはまだ収束していないというのに。感染症は、人々の活動が活発になって拡大する。今こそ第六波にそなえるべき時なのに、なんてことだろう?!

おそらく与党は野党に準備期間を作らせない作戦だ。案の定、与党の期待通りの波乱の幕開けとなっている。

そんな選挙でざわつく少し前、私は『さすが太郎さん!!』と思う出来事があった。山本太郎さんが、れいわ新選組の候補者に高井たかしさんを紹介した時だ。

高井たかしさんと言えば、昨年(2020年)4月風俗店に行ったことが週刊誌で話題となり、所属する党を除籍処分になった議員さんだ。私は、ライバル誌2誌が同時掲載だったことなどが気になった。ご本人は、言い訳がましいことは一切言わず(火に油を注ぐことになるのは目に見えていた)沈黙を守っている。

けれど、私は、当初高井氏が言った「(風俗業が)気になって」という言葉が”気になって”しかたなかった。高井氏の国会での活動を見れば見るほど、週刊誌で騒がれているような人物などでなく、ものすごく立派でびっくりした。与党のコロナ対策を追求する姿も、実際の現場感覚のわかった方だと感心しきりだった。

当時を覚えているだろうか?『夜の街』が諸悪の根源のように言われ、自粛を要請されるなか、補償はなし。その後飲食業などに保障の話は出るが、風俗業は除外されたことを。

高井氏が”気になった”のは本当なのだろうと思った。だからといって緊急事態宣言の出ている夜の街に出向くことは軽率だったと言われてもしかたないことだけれど。

この時、私の記憶する限り、ラジオパーソナリティの荻上チキさんだけが、除籍処分を行った党首に、「(風俗店に対する)職業差別ではありませんか?」と尋ねている。党首は一刀両断に「そうは思いません」と切り捨てた。本当にそうだろうか?緊急事態宣言下の喫茶店だったら除籍処分になっただろうか?ともに法の下に営業をしていることに違いはないというのに。

そんなことを思っていたので、私は、FBで繋がっていたその党の議員さんにメッセージを送った。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓以下だ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「突然のメッセージお許しください。もし、高井議員とお話出来る機会がありましたら、伝えてほしいことがあります。不躾なお願いごめんなさい。

高井氏には抗議が殺到していると思われ、メッセージが届かないと思ってのことです。
メッセージは以下です。
「私は、少し風俗が今どういう状態か想像出来ます。従業員さん達、必死でもらった名刺の人に電話をかけまくっていると思います。もう必死で。
高井議員さんのことは今回知って今いろいろ見ていますが、素晴らしい活動をされていると思います。
国会質疑を聞いても、この世界の隅々の人々の感覚を良く知っていると思います。それは、風俗に行っても、そこで働く人の状況をよく理解できる方だったのだろうと思います。
休業補償もない中で、ましてや風俗には補償する必要もないと言われている中で、今、この世界の人は本当に困っていると思います。
実は、風俗が女性たちのセイフティーネットになっていることも含めて、高井氏を叩くことは、そこに生きる人を叩いているに等しいので、心臓がバクバクするようなニュースです。
遅くなりましたが応援させてください。
どうぞ、お元気でいてください。」

以上、お伝え願えたら幸いです。

議員さんの日ごろの活動を、私たちも見ていきます。2020.4.16

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残念ながら、メッセージを送った議員さんから返信はなく、おそらく高井議員へのメッセージも届かなかっただろう。

メッセージにも書いたけれど、高井議員が叩かれることは、風俗店で働いている人も叩かれているような気持ちになる辛い出来事だった。

私がそのような気持ちになるのには理由がある。私は風俗で働く人たちが”気になって”、風俗店で働いたことがあるからだ。この社会で女性がどのような扱いを受けているのかを知りたいという不純な動機※で、池袋のキャバクラでキャバ嬢をしたことがある。

私が働いていた頃は、女子大生ブームと言われた時で、テレビでは山本晋也映画監督が風俗店を取材して、「女子大生がバイト感覚で楽しく働いている。アフター(閉店後のつきあい)もありかもよ?ウヒャヒャ!」といったコメントがされていた。

だから私はその女子大生がバイト感覚で働いて、アフターもありなウヒャヒャなキャバクラで働いてみた。ぜんぶ嘘だった!そこには生活の為に必死で生きる人々が居た。だから私は興味本位で仕事をしている自分が、不純な動機※で後ろめたかった。だから少なくとも私は、必死で生きていたあの人たちの事を忘れたことはなかった。

だから、高井議員が「気になった」ことが嬉しかったのだ。いったい国会議員のだれが風俗で働く人たちのことを気にしてくれただろう。

風俗と性風俗は違うと思う方も多いだろう。けれど、どちらも風営法の元に営業しているお店だ。(願わくば、働く人がしんどい思いをしていないことを祈る。)

だからだ。山本太郎さんが、高井議員を紹介した時に、『さすが太郎さん!!』と思ったのだ。火中の栗を拾う人など居ないと思っていたら、太郎さんだった!すごい!!と思ったのだ。

選挙戦の中、高井議員の過去を蒸し返えされもするだろうし、そんな議員を擁立している山本太郎さんが問われる場面もあるだろうと思う。その時は、私のこの小さなつぶやきを思いだしてくだされば幸いだ。


2021年10月31日衆議院議員選挙投開票日

この日、野党に投票すると消費税5%が実現します。山本太郎さんが消費税5%が野党共闘の条件だと言い続けたからです。

もうこれ以上、苦しむ人をほおっておく政治はがまんできません。

私は、這ってでも選挙に行きます。


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