タケノコの下茹ではお米でOK!
今、東京のスーパーではタケノコがずらりと並んでおります。
まさに、最盛期かも。今、逃すともう無くなるかもしれないので、気になる人は買いに行って下さい。
そんな我が家にも相方ジュンイチの実家からタケノコが結構な量、送られてきます。
タケノコは、そのまま食べることはできません。
(「超採りたて」=掘った場所で掘ってすぐ食べるのは別)
取り寄せたり、スーパーで買ったりしたものは1時間ほど「下茹で」でしなきゃいけません。
しかも、時間がたてばたつほどえぐみが出てくるので、放置したり、冷蔵庫で寝かせたりとか絶対ナシ。手に入れたら超最優先事項ということで、すぐ茹でて下さい。急いで!
ちなみに、私は、ここ最近は、料理研究家荻野恭子先生から教えていただいた、「お米で下茹でして、おかゆまで楽しむ方式」にしています。
この荻野式タケノコ下茹で術、非常に画期的。
先に皮をむいて米(白米。研がずに)を入れて茹でちゃうんです。
(ごはんではなく「米」ですよ。↓は茹でて時間がたっているのでごはん粒になってますが)
普通は、「皮付きのまま」で「糠」と「唐辛子」を入れて、茹でてあく抜きしますが、そもそも、現代の一般家庭は自宅で精米しないので糠はない。
(スーパーでは筍コーナーの脇にあったりしますが)
米のとぎ汁を使うやり方もありますが、私のようなうっかり者は米を研いだあとに、「あ、研ぎ汁いるんだった」と思い出し、また米を研ぐ羽目に。(そしてまたうっかりして大事な1回目の研ぎ汁を流したり。←アホ)
まあ、研ぎ汁でいいってことは生米で茹でてもいいってことなんですよ。
そして、皮付で茹でた方が、たけのこが柔らかくなるとかいいますが、正直なところ、皮をむこうがむくまいが、あんまり食感の結果は変わりません。(私調べ)
皮は生の状態でむくよりは、一緒に茹でたほうが柔らかくなってむきやすいかな。
唐辛子もセットで入れるのが定説となっていますが、とある日本料理の先生の「私、唐辛子入れる意味がよくわかんないんですよ。入れても入れなくても変わんないし...。惰性で入れてます」という衝撃の一言を聞いてから入れるのやめてます。
私は毎年、こんな感じで煮ています。寸胴鍋にたけのこ入れて、お米を入れて、落とし蓋をして、その上にル・クルーゼの蓋を重石がわりにしてのせて。(たまに蓋が重くて横に沈んでいくので引き上げたりします)
この蓋、重くてちょうどいいの。ル・クルーゼさんごめんなさい。
煮あがったら、タケノコは取り出して、水洗いして、タッパーに入れ、ひたひたの水を入れて冷蔵保存。2~3日に1回水を変えてあげれば、1週間以上(10日くらい)もちますよ。
そして、荻野式たけのこ下茹で術、最終ターン、
残った茹で汁(お米)はおかゆにして頂きます。
一緒に煮たお米にたけのこの香りがうつって最高に美味しい。
春だけの贅沢おかゆ!しかも米から炊いたおかゆは、ごはんをお湯で煮たおかゆと味わいが全然違います。ごはん同盟としてはそれもぜひ味わって欲しいです。おかゆが病人食だなんて気持ち、無くなります。
↑ちょっとがんばって焼き筍のせたり、山椒オイルや
トッピング色々で贅沢仕上げにしても
このタケノコがゆには、昨日、ご紹介した #レンチン蒸し鶏 のゆで汁をちょっと入れて煮立てて、ごま油まわしかければ中華粥。もちろん鶏肉ものせて(フライドオニオン、ザーサイ入れても美味しい。xo醤あったらもう最高)
もし、白身のお刺身残ってたら(残ってるわけないとおもうけど)熱々のおかゆにお刺身入れて、パクチーのせて、ナンプラーと葱油ちょっとたらして、レモン(ライムなら最高)の絞り汁かけてたべれば、ベトナムエスニック粥になったりします。(入れる食材の要素多すぎてすみません)
と、いうように、タケノコはまず茹で汁のお粥からスタートして色々と楽しめます。
今がチャンス!ぜひ、お試しあれ!
来年はタケノコ掘りにいけるといいな...
(毎年GWの帰省は田植えとタケノコ掘りはセットのイベント)
たけのこを使ったレシピ
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