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#旅する羽釜 福井編 vol.3 「越前おろし蕎麦」(東尋坊~永平寺)

福井旅2日目は、サスペンスドラマファンの聖地、東尋坊から始まりました。

東尋坊で、すしざんまいポーズ!

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サスペンスドラマにたびたび登場する、犯人が罪の告白を長々とする場所。それが東尋坊。(ここまで逃げてくるなら他にもやりようがあるだろうにと思うぐらい、ちょっと遠い場所。)

ドラマファンとして聖地巡礼は欠かせません🙄。あぁ、ここで船越英一郎が、片平なぎさが、渡瀬恒彦が、いしのようこが、中山忍がと心震えましたが、罪を告白しても、ここでの身投げは避けたいです。だってものすごく痛そうだから...😓

ポーズもなんだか、及び腰。。。。

三国名物「にしさか」の酒饅頭

東尋坊を後にして、次の目的に向かいますが、その前にちょっと立ち寄り。

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車中のおともに、三国名物・にしさかの酒饅頭を買いました。

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ほのかな甘酒の風味に香ばしい皮、まろやかな餡。しっとりしていて、おいしい!

コシヒカリの父・石墨慶一郎博士にごあいさつ

福井旅の前半のメインイベントはこちら。坂井市丸岡にあるコシヒカリの父・石墨慶一郎博士の銅像で記念撮影。

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新潟がコシヒカリの産地として有名ですが、誕生したのは実は福井県。

1944年(昭和19年)に、新潟県でコシヒカリの両親の掛け合わせが始まり、その研究を福井県が引き継いだのが1948年(昭和23年)のこと。その担当者が福井県職員だった石墨慶一郎さんです。

石墨先生が選抜・育種した「越南17号」は、1955年(昭和30年)に新潟県と千葉県が奨励品種に採用。1956年(昭和31年)に農林省の新品種登録される時に「越の国(=北陸)に光り輝く品種」となることを期待して「コシヒカリ」と命名されました。

恐れながら、長靴に白衣姿、手にはコシヒカリの穂を握った博士と同じポーズで記念写真。石墨先生のおかげでおいしいコシヒカリをいただいております、合掌。

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ドライブの途中、まだ稲刈りされていない田んぼを発見!すかさずこちらでも記念撮影。10月初旬の福井は、稲刈りがほとんど終わっていたようなので、これは奇跡的な出会い!

ごはん同盟、やたら田んぼの前で記念撮影をしがちです。しょうがないです、それが使命だし、ときめくので。

精進料理の聖地・永平寺へ

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永平寺の修行僧が作るおかゆは「ぐらぐらと沸き立つ湯に米を入れて炊く」スタイル。この炊き方で炊くとすごく美味しいお粥が炊けます。

このお粥の炊き方を、私は勝手に「永平寺スタイル」と命名して、料理教室でお粥の説明をするときにみなさんにお伝えしてます。

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そんなこともあって、訪れてみたかった念願の永平寺! コロナ禍ということもあり、精進料理をいただくことはできませんでした。いつかお粥をいただきに、もう一度訪れたいです。

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大すりこぎ棒。こちらほんとに使ってるんでしょうか?鉢はいずこに?

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おお!ゆく年くる年でみた、あの鐘が!

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売店では、お坊さんのクリアファイルが売ってました。やっぱり買えばよかったとプチ後悔。境内のなかは撮影できますが、修行僧の撮影は禁止です。

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永平寺のレシピ本。2種類あり、表紙は似ていますが内容は違うとのことなので、どちらもゲット。精進料理は、豆腐と野菜料理の勉強にとてもいいんですよ(こういう本はAmazonでは変えないですから)。

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ジュンイチ、私がよそ見をしている間に水ようかんを2本買ってました。(あの、妖怪あんこめ!油断ならぬ。。。)

ちなみに福井県では水ようかんは冬にいただくもの、驚きです。

越前おろし蕎麦は辛味がすごい!

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永平寺の門前で越前おろし蕎麦をいただきました。大根おろしは辛味大根。基本的に福井のおろし蕎麦には辛味大根が使われているのだそう。

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大根おろしがぴりりと辛く、とてもおいしい!(この旅行中におろし蕎麦をさらにもう一回食べました。お米の旅行なのに....)

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福井はいたるところの蕎麦畑、蕎麦の花が満開でした!

永平寺町の名物「木葉ずし(こっぱずし)」

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永平寺町の農協の直売所で「木葉ずし(こっぱずし)」を買いました。永平寺町の町木の油桐の葉で包んだお寿司で、春から秋にかけて食べられるそうです。油桐の葉は酢で変色しないので寿司飯を包むにぴったりとのこと。

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郷土のお寿司があれば、必ず手に入れて確認する私としてはほんと買えて良かった。これも情報を教えてくださった、鯖江・久保田酒店の久保田桐子さん(Vol.1参照)のおかげです。

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今回はサクラマスの木葉ずし。サクラマスは九頭竜川で産卵した養殖のサクラマスを使っています。酢めしはもちろんコシヒカリ。

各家庭で栽培している油桐の葉で包み、一晩押してできあがり。祭りの行事食として欠かせないものだったそう。

体験教室もあるそうなので、こちらもあらためてうかがってみたいです。

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福井の旅はまだまだ続きます。旅のレポートの続きはこちらから。

(旅人/ごはん同盟・執筆/しらいのりこ・編集/シライジュンイチ

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