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我が家のお雑煮「こうとう」

ごはん同盟の相方ジュンイチの実家は新潟県長岡市(旧寺泊町)
結婚して初めてのお正月の朝、ジュンイチの実家のお雑煮「こうとう」をはじめて食べたとき、私の実家のお雑煮と違いすぎて衝撃を受けました。同じ新潟県なのに…。
お義母さんの作る、野菜たっぷりのこうとう、ものすごく美味しいんです。
毎年、嫁という立場も忘れて、皆を押し退けておかわりしまくって、ほぼ私が食べきってる気がします。(もちろん家族全員食べてますが)
そして、お義母さん、どんどん継ぎ足していくので、食べても食べても減らない....お正月はこうとうの無限ループになります。

ちなみに「こうとう」というのは昔の調理器具の名前で、つまり現代ではスライサーみたいなもの。それが名前になっています。面白いですよね。
ちなみに私の実家(新潟県西蒲エリア)のお雑煮「たんじゃく汁」は食材を「短冊状に切る」ことから「たんざく(なまって「たんじゃく」)じる」。あっちは道具、こっちは切り方、名付けの適当さに郷土料理感ありますね。

コロナ禍でお正月に帰省をしなくなり、お義母さんのこうとうが食べられなくなったので、もう耐えきれず電話して作り方を聞きました。

材料はあくまで目安で、全部適当でOKです。ただ、ちくわはマストです。ちくわからすごーくいい出汁がでます。義母は出汁を使わずに作り、しょうゆで味つけ。隠し味に味の素をちょびっと入れてるそうです。味の素、いい仕事します。

こうとうに関してはフードライター白央篤司さんからジュンイチが取材を受けた記事が掲載されてます。こちらもぜひ

こうとうの作り方

材料 2~8人分

※2~8人分とレシピとしては信じられないくらいの幅があるのは、このレシピで我が家2名は軽々と食べきってますが、普通に考えると8人分くらいの量ということで。

  • 出汁 1L

  • 豚バラ肉(ブロック)200g

  • 大根 1/4本 300g

  • キャベツ 1/4個 250g

  • 白菜 1/4個 450g

  • 人参 1/2本 60g

  • 長ネギ 1本

  • ちくわ 1袋 100g

  • 油揚げ 1枚

  • 木綿豆腐 1丁

  • 酒 大さじ3

  • しょうゆ 大さじ3~4

  • 塩 小さじ1/2~1

作り方

  1. 豚バラ肉は1cm幅に切る。大根、人参は短冊切り、キャベツはざく切り、白菜は3cm長さ、長ネギは1cm幅の輪切、ちくわは7mm幅、油揚げは短辺を二等分にして、1cm幅に切る。
    木綿豆腐はさっとみずけをきり、1.5cm角のさいの目に切る。

  2. 鍋に出汁を入れて強火で熱し、沸騰したら木綿豆腐以外の材料をすべて入れ、酒をふりかけ、蓋をして煮る。5~10分ほどして野菜が柔らかくなったら、しょうゆと塩を入れてさっと混ぜて味見をして調整し、木綿豆腐をのせ、蓋をしてひと煮立ちしたらできあがり。
    ※出汁が結構少なめなので足りなければ適宜お水を足して下さい。
    ※しょうゆと塩については、野菜の量で味わいが変わるため、少なめからスタートして味見をしながらちょうどいい塩梅にして下さい。

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びっくりするくらいミチミチの状態で

どんどん継ぎ足ししていって2日間食べた^ ^

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義母のこうとうは↓

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おまけ:義父は門松作りが得意

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義父の作る門松は切り口が鋭すぎてもはや武器の様相。
私は「竹槍門松」と呼んでます。

新潟の郷土料理


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