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#旅する羽釜 福井編 vol.2 「のどぐろとガサエビ」(三国港)

鯖江から、1日目の宿がある坂井市三国へ。
三国は福井市からは車で50分ほど。景勝地として有名な東尋坊がある町です。

魚介類が充実!「道の駅みくに」

キッチンがあるの宿なので、今晩は三国の食材を使って自炊です。道の駅とスーパーマーケットに立ち寄って食材を購入しました。

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三国港の近くにある「道の駅みくに」は、お魚コーナーが充実。見よ!この鮮魚のツヤ感を!

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一夜干しコーナーの種類も豊富です。

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三国の特産品「もみわかめ」も一升瓶で売ってました。

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もちろん、海苔や昆布、あおさの加工品もあります。

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見てください、この「へしこ」の山を!

「JA花咲ふくいAco-op ジェスタイーザ店」で新米を買う!

続いては、お米と調味料を求めて、地元のA-Coopへ。A-Coopとは、農協の購買部門が運営しているスーパーのこと。こちらのお店は「JA花咲ふくい Aコープジェスタイーザ店」といいますが、「ジェスタイーザ」ってなんだかスターウォーズっぽい響きですね(あくまでイメージです)。

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ちょうど新米シーズン、米売場は大充実。コシヒカリに華越前、福井県の新品種のいちほまれの新米がずらーりと並びます。今回は華越前にしました。

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「福井新米のお寿司」というPOPも米どころ感!

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早崎商店の板わかめも、もちろん購入!

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こちらのスーパーも魚介類が大充実。日本海らしい魚種が並びます。

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サバの鮮度が圧倒的!東京では刺身用のサバはあまり売ってないのですが、こちらでは地物のツヤぴかのサバがずらりと並んでいます。

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秋になると店頭に並ぶという「はまなみそ」。ほんのり甘めのおかずみそです。

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消費量が日本一という「油揚げ王国」の福井県。夕方に訪問したので、品薄になってましたが、それでも豆腐の加工品コーナーはすごかった。油揚げ大好きの私にはたまりません。

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恐竜のイラストの納豆も!

1日目の宿は古民家を改装した「詰所三國」

食材を色々買い込んで、「詰所三國」というキッチン付きの貸し切りの宿に。築百数十年という、かつて薬屋として使われていた古民家を改装した建物です。

建物が2つの区画に分かれている2組限定の宿ですが、人数が集まれば一棟貸し切りの宿として使うことができるのだそう。ここは大人数で訪れたいです。素泊まりの宿だけど、キッチンと調理道具、食器などが完備。ああ、うまく説明できないので、くわしくはWebサイトをみてください、とっても素敵。

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本日のメインディッシュは、道の駅みくにで購入した甘鯛とのどぐろの一夜干し。お安い、お安いですよーー!!

のどぐろは、私にとってのキング・オブ・魚。高級魚だけれど北陸地方では比較的手に入りやすいようです。一夜干しで、このお値段。うらやましくて泣きたくなりました。

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ガサエビ(正式名称はクロザコエビ) はお刺身で。

日本海沿岸でしか水揚げされないエビで、鮮度の落ちやすくあまり市場に出回らないそうです。新潟は見かけたことなかったなぁ。殻は甘エビより硬く、味わいは甘エビよりねっとりしています。すごくおいしい!ガサエビの頭はとっておいて、明日の味噌汁に使います。

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地物のゆでだこも、すごくおいしかったです。

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もずく好きとしては見逃せない岩もずく。流水で塩出しして、熱湯をふりかけ粘りをだし、三杯酢でいただきました。ウマー!

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板わかめ、あおさ、焼きのりのふりかけ。海藻好きにはたまらんとです。これはすぐ食べなくても、お土産にできますね。

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コシヒカリやいちほまれは東京でも比較的買いやすいので、いろいろと迷って、お米は華越前。

どのお米も2kg単位の袋詰での販売なので、ワンナイトライスには量が多すぎ……。

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福井のトマト「越のルビー」は、やはり地元だと鮮度が違います。ハリがすごすぎて、口にいれたとき、ぴゅーっと果汁と飛ばしました。お気をつけください。。。

「たくあんの煮たの」は、たくあんを塩抜きし、調味料を加えてやわらかく煮込んだ福井の郷土料理。別名・贅沢煮とも呼ばれています。たくあんの食感も味も柔らかくなり、日本酒にもごはんにもあう味。飛騨にも「漬物ステーキ」なるものがありますが、古漬けの二次活用としてとても興味深い調理法です。

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おいしそうな、いなりあげも買いました。

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からし種の脱脂をせずにそのまま丸ごと粗挽きする一子相伝の製法を守り抜いている「麩市の地がらし」と、秋になると登場するという「はまな味噌」。これもまた日本酒にもごはんにもあいます。

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朝ごはんの味噌汁用に、三国の味噌とかつお節(地元産だとこれしかなかった)

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そうしてこうして、晩ごはんが完成しました。

一夜干しの塩焼き。お刺身は、ガサエビ、ふくらぎ、くるまだい。ゆでだこ。いなりあげを焼いたやつ。たくあんの煮たの。岩もずくとオクラの酢の物。はまな味噌。納豆。大充実の食卓です!

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久保田酒店で購入した四合瓶2本も、結局呑みきりました、テヘッ😁

三国の食材とキッチン付きのお宿、最高です!

朝ごはんは、新米の華越前とガサエビの味噌汁

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朝ごはんに、華越前の新米を炊きます。宿には炊飯器がないので鍋炊きで。

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お味噌汁は、ガサエビの頭汁。海老の頭汁ってなんでこんなに美味しいんだろう....…。

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昨晩の残り物ですが、朝ごはんの完成です。

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スーパーで買った焼のりのふりかけも、うまかった!

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福井の旅はまだまだ続きます。旅のレポートの続きはこちらから。

(旅人/ごはん同盟・執筆/しらいのりこ・編集/シライジュンイチ

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