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周りによって作られた自分を脱いでみる ≫ 映画「HOMESTAY」

本当の自分って、いったいどれなんだって。
一本の筋が、別れたり交差したり、また繋がったり。

誰かに言われた「君って〇〇だよね」によって作られてきた自分を、さも自分かのように演じてる時ってあるじゃないですか。むしろそっちの時間の方が長いかもしれない。

僕は、飄々とした優等生みたいなキャラを演じてしまっている気がします。小さい頃から”真面目だね”って言われ続けて「ああ自分は真面目なんだ」って、それはある種の呪いです。無表情もポイントかも。何せ元ひきこもりなもんで、、、。



そんな風に演じるのは、わざとじゃなくて、人前に出ると自動的にそうなっちゃうんですよね。本当はもっとおどけた、超適当なしょうもないことばっかり言って一人で笑ってるような人間なんですけど、それは妻しか知らない僕です。そして本当の本当はもっと違う人間かもしれない。

でもそんな、周りの人が決めた ”この人はこういう人” に作られた自分をすっかり忘れて、真っさらになれたら、今とは全然違う人生を歩んでいたかも、、、。そんなこと思いませんか。


そういえば僕も40を超えて、いつの間にかおっさんになっていて、びっくりしました。24歳ぐらいで僕の時間は長い間止まっている気がします。
なんか記憶も曖昧だったりするんですよ。
もしかしたら時々、誰かと入れ替わってるのかもしれない。なんて。



HOMESTAY(ホームステイ)』っていう映画を見ました。アマゾンプライム限定で最近公開されたみたいです。

紹介文を見ると、すごい既視感があるんです。
そして誰かのコメント、

”プラプラはどこ?”

あっ!なんや ”カラフル” やん。
(普段出ないけど、気持ちが入ると出る関西弁)


原作のカラフルはずいぶん前に読みました。今回の映画と小説は結構違うけど、それはそれでよかった。
小説には”プラプラ”っていう特徴的なキャラクターがいるのですが、映画ではちょっと変更されてます。確かに「プラプラ?!」ってなりますね。

映画版は、「周りによって作られた自分」的な要素があまりなかったように思います。さらっと観たので、見逃してるかもしれない。小説版だとその辺りがもっと印象に残っていたので。

わかったつもりでいた世界のあれやこれや、あの人やこの人が実は全然違う色を持っていること、しかもそれは一色ではない。あたりまえだけど、表面上からは分からないんですよね。


連休最終日。なぜか午前二時に目が覚めたので、しょうがなく起きて目についた映画を観ました。特に何か書くつもりはなかったけれど、二度寝に失敗したので書いてみました。

あ、山田杏奈さんの幼馴染みっぷりがとっても好きです。青春!もう一回観よ。

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