ファーム移転と球場新築or改築と新アリーナ建設を抱えた政令指定都市について考えるその1ファーム移転編




引っ張り続けてついに訪れた限界の時

ロッテ浦和球場は開場から今年で35年。1998年に隣に選手寮が出来てからは長きに渡り若手選手育成の場として歩み続けた。
一軍に呼ばれたら電車に飛び乗って球場へ、そして息抜きできる都心にも電車で一本のロケーションは野球だけに縛られたくない若手選手には良好な環境である。またプロ規格に準じた専用の野球場を確保できる土地も簡単に手に入るものではない。千葉ロッテマリーンズが千葉ロッテになりきれない唯一で最大の理由を引っ張らざる得ない事情も確かに存在していた。ロッテ浦和球場の35年はまさに理想と現実の綱引きの歴史でもあった。
気付けば球場設備も使い古され限界が来ている。座席は多く見積もっても200席程度。また、選手が近すぎる環境が時にリスクやストレスの刃となって襲いかかる現代ではこのオープンさもネガティブ要素となってしまう。

千葉市の候補地は観客のアクセスがネック


応募条件は千葉市に限らずZOZOマリンスタジアムから1時間以内の移動ができる場所だから絶対に千葉市がやらなきゃいけない!という話ではないがファーム移転候補地に千葉市が複数挙がっているとのこと。千葉市と言われると、都賀より外側の若葉区のモノレール沿線、緑区、花見川区の八千代市寄りを思い浮かべるが、京葉道路、特に宮野木ジャンクション手前や幕張から花輪間の渋滞、千葉市内の交通事情は懸念事項である。何よりもこれらの場所はいずれも観客がアクセスし辛い位置にあるのは気にかかる。千葉都市モノレールの最寄りからアクセスできる場所を何とか確保できるのが理想的だが、、、。
あの日ハムの鎌ケ谷スタジアムの総工費が当時で18 0億であり最低でも300億の支出を覚悟しないとならない。とは言え、いろんな要素を抜いてファームのことだけを考えたら今でしょ!なのも間違いない。そもそも、今まで施設に金をかけずに若手選手育成してきたことを考えると、やっと他球団と肩を並べられるわけで、、、。

そもそも、ZOZOマリンこのままでいいの?

ていうか、ファームの話が出る前後にZOZOマリンスタジアムの改築とか新築の話出てたじゃん。
計画としてはZOZOマリンの近くにという話なのでそもそもZOZOマリンが今のところにあり続けるのかどうかで計画が全く変わってくる話じゃねえ?
ただでさえ築30年超えに加え潮風にさらされた我が聖地は必要以上に我慢のときを過ごしているのもまた事実である。
ということで、次はZOZOマリンの改築話。



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