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できることかやりたいことかそれが問題だ(笑)

今朝は利尻富士にきれいに傘がかかってました。

でも数時間で消えました。
一瞬の遭遇。
毎日表情が違います。


自分が1番自然にできる作風で、できてくるものがまあ割と自分の好きな世界で、
それを見て少数でも喜ぶ人がいるんならそれで十分じゃないかと自分を諭すように思う。


かなり若い頃の作品


自分の好きだった世界を思い出して描いた近作


そう思う一方で、未知のものに向かい、まだ見ぬものを私自身が1番最初に見てみたいという衝動や欲望も強くあって、そんな衝動がムクムクと湧き上がってくる。

そんな美術作家の話、よくわかんないと思われるので、
写真でわかりやすく例えてみる。

猫が好きで、自分の家や見かけた猫をよく撮る。
猫の写真集や展覧会を見るのも好き。
自分が撮った写真もけっこう評判がいい。

でも、実は密かにあるアイデアがあって自分がトライしている写真表現がある。
試作を人に見せても、いまいち反応がない。
自分でもそれが価値があるのかどうかもわからない。


猫の写真でいいじゃないか。
それでは飽き足らない。
これは欲張りなのか。
前者でも十分に満たされていると認めればいいのではないか。


おいおい、まだそんなこと言ってるのかと呆れられそうですが、
いまだにその間を揺れて、葛藤があります。
還暦でも迷うのですよ。

お金を得るための仕事は、自然にできることをやった方がいいと感じます。
他の人を見ていてもそう思う。
ところがそれでは満足できない、物足りないと感じる人もいるのです。
贅沢な悩みと言われればそうかもしれないですね。

ちなみにこのやりたいことで収入を得たいと思うとまた話はややこしくなります。
それは別の機会に。


ま、自分はたぶん予定調和じゃない方に行く、というか両方やるのかな。

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