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どうして「日刊7秒しかけ」を始めるのか?

初めまして
赤白の「白」に新潟の「潟」で白潟(しらがた)です。

私は「中小・ベンチャー企業の社長を元気にするために存在する」というミッションを体現するために、経営コンサルティングやセミナー・研修を提供させて頂いている白潟総合研究所株式会社の社長です。

1998年から25年ほどすごいしかけの研究もしている「しかけ研究家」でもあります。

25歳でデロイトトーマツグループに入社、気が付けば今年で34年目になり12,600人の社長とご縁をもたせていただきました。

46冊ほど書籍を出版しており、2006年簡単に実行でき抜群に効果が出る「シンプルしかけ」を紹介した「上司のすごいしかけ(11万部)」、2008年「仕事の5力(12万部)」を含め私の書籍は累計で96万部発行されました。

さて、2024年1月9日から始める「日刊7秒しかけ」とは、中小ベンチャー企業の社長・管理職・社員向けに月曜日から金曜日まで毎日「7秒しかけ」を発信していくメディアになります。

7秒しかけ」とは2006年から提供を始めた「シンプルしかけ」をベースに、習慣化の技術と最近流行りの行動経済学も活用しアップデートさせたしかけです。

具体的には7秒以内で実行でき小さな成功により自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

そのような「7秒しかけ」を毎日発信する「日刊7秒しかけ」をどうして始めることになったのかそのおもいを語りたいと思います。


1 どうして「日刊7秒しかけ」を始めようと思ったのか?

34年コンサルティグと研修をさせてもらってますが、
中小ベンチャー企業を本当に元気にできるのは、

外部のコンサルタントじゃなく内部の社員だと痛感しています。

社員が仕事を楽しくできたら社長はめちゃくちゃ嬉しいし、みんな元気になって最高の会社になる!

なのに、仕事が楽しいというビジネスパーソンはとても少ない。
それは、モチベーションの問題じゃなく能力の問題だと考えます。

仕事はできないと辛くつまらないものですが、できるようになれば楽しくなります!

だから、そのきっかけをつくりたい!

人口減少社会に入っている日本は生産性が超重要です!

仕事が楽しいと、つまんない仕事の9倍の能率!AIとか色々あるけど人の無限の可能性を解放しようと思ったら、みんなが仕事楽しくなるのが一番効果的です!

だから、96万人のビジネスパーソンに評価された「シンプルしかけ」を超えたしかけをつくりたい!

一人ひとりの小さな成功から、日本中を元気にする着火をしていきたい!

そのような私の強烈な思いで「日刊7秒しかけ」を始めます。

2 こうして生まれた「7秒しかけ」!

「7秒しかけ」はどのようにして生まれたのか?
それを皆さんに知ってもらいたいので、少しだけ私の歴史にお付き合いください。

私、白潟は1990年にデロイトトーマツグループに入社し経営コンサルタントとしての修行を始めました。1人前のコンサルタントになるため、夜も・土日も無我夢中で働きました。(今だとブラックですが・・・w)

当時のコンサルティングは素人の私には刺激的なことばかりで、多くのことを学べ実力がついてきました。その当時の先輩・上司には感謝しかありません。

一方、数10社の経験を積みコンサルティングをしながら違和感も持ちました。

① コンサルティグの最初に数カ月もの調査・分析が必要なのか?
② 調査・分析後に分厚い報告書が必要なのか?
③ 報告書1ページ10万円は高すぎないか?(今では考えられませんが)
④ コンサルタントはどうして難しい言葉・資料を使いプレゼン・説明する  
  のか?(お客様は理解できていない)

自分が責任者としてコンサルティングビジネスを立ち上げる時にはそうしたくないと強くおもい、次の3つをコンサルティングの指針にするようになりました。

① シンプル・イズ・ベスト
② 難しいことをわかりやすく
③ 紙1枚で伝える

1998年からグローバルスタンダードであるISO9001(品質マネジメントの国際規格)の認証取得コンサルティングの立上を始めました。

当時のISOコンサルティング業界は『早い・安い・うまい』の吉野屋とは真逆の『遅い・高い・まずい』の3拍子そろった業界でした。

ISOの認証取得は大変で『取得まで1年間・コンサル費用1000万・分厚いマニュアル』が必要、これが当時のISOコンサルティングの常識でした。

ISOコンサルタントを活用しないとISOの認証取得がしにくい状況もあったので、お客様も『遅い・高い・まずい』のコンサルティグを買わざるを得ませんでした。

ISOのプロジェクトリーダーは病院送りになったり、なかにはISOの認証取得ができず自殺された社長もいらっしゃいました。

これは絶対おかしい!コンサルタントは社長の役に立っていない!

社長を助けたいという強いおもいで私は「シンプル・イズ・ベスト」のISOコンサルティング

『取得まで6ヵ月・コンサル費用400万円・4頁のマニュアル』で認証取得できる日本初のコンサルティングサービスを提供しました。

北海道から沖縄まで日本全国の3000社以上の社長を元気にさせて頂き、ISOコンサルティングでトップシェアを獲得することもできました。

初めて出版した『2時間でわかる図解ISO9001早わかり』も10万部を超えるベストセラー。

20代のころ考えた「①シンプル・イズ・ベスト②難しいことをわかりやすく③紙1枚で伝える」の3つの指針を初めて現場で体現できました。

2005年企業内起業にてトーマツイノベーションを設立し社長となり経営を始めました、サブスクという言葉がない時代に

月額35000円で全社員がビジネス研修受け放題の日本初の定額制研修サービス「イノベーションクラブ」を立上げました。

おかげさまで7800社のお客様にご愛顧頂き多くの社長を元気にできました。

「いい話を聴いたで終わらない」をモットーに、3つの指針を進化させた次の3つの条件をクリアした「シンプルしかけ」をベースに研修を開発・提供させて頂きました。

① かんたん実行
② ばつぐん効果
③ らくらく継続

「イノベーションクラブ」のお客様を訪問し「シンプルしかけ」をベースにしたコンサルティングも定額研修の会費内で提供させて頂き、20代で感じていた違和感のあったコンサルティグの変革も実現できました。

同時に「シンプルしかけ」を紹介した「上司のすごいしかけ」が11万部、「仕事の5力」が12万部を超えるベストセラーにもなりました。

96万人を超える方に「シンプルしかけ」を活用頂き効果を実感してもらいました。

しかし、残念ながら課題も残りました。

「シンプルしかけ」を簡単に実行できず、効果がでない方もいらっしゃいました。

自発的な方はご自身で「シンプルしかけ」を実践され効果を出してましたが、そうでない方にとっては「シンプルしかけ」は簡単に実行できない"ムズムズ実行"な側面がありました。

そんな方でも簡単に実行できるよう全社員で日々ノウハウの改善に努めてきましたが、志半ばでその想いを後継社長に託し私はトーマツイノベーションを卒業することになりました。

その後、2014年に独立し白潟総合研究所株式会社を設立しました。

NO2の石川と共にコンサルティングをしながらまた新たなしかけづくりがはじまりました。

2016年には日本で初めてのリファラル採用コンサルティングを提供しながら、「社長と会社を好きな社員だけでリファラル採用プロジェクトを推進する」というしかけが完成します。

”半年で2名リファラル採用する”という成功をお客様に提供でき、それなりに成果をだしました。

ただ、「シンプルなしかけを提供すれば人は考えを改め、結果的に行動も簡単に変わる」という期待はなかなか叶いませんでした。

そんなとき2017年に刊行された『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』(ハイディ・グラント・ハルバーソン著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)で広く知られるようになった習慣術のメソッドに巡り合い、長年の課題を解決するアイデアをもらえました。

既に習慣となっている日課や何かが起きた時。このアンカー(きっかけ)によって30秒程度で完結する「小さな行動」を設定すれば人は行動できる

タイニー・ハビット

例えば、

部下から声をかけられたらパソコンを閉じる!

これであれば簡単に実行できるし習慣化しやすい。

その結果パソコンを見ながら部下の話を聴くという「ながら聞き」がなくなります。

ちなみに「シンプルしかけ」のひとつに「聴くモードスイッチ」というしかけがありました。

部下の話を聴く前に自分でスイッチをいれ、部下の話をじっくり聴くためのしかけでした。

この「聴くモードスイッチ」が"部下から声をかけられたらパソコンを閉じる"という行動で、より簡単に実行できるしかけに変わりました。

このあたりからどのしかけも7秒以内で実行できるようにしようというおもいでしかけの名前を「7秒しかけ」に変えました。

きっかけなくして行動はない。

2021年からは習慣化の技術を活用した習慣化トレーニングの提供も始め「7秒しかけ」づくりに磨きをかけ始めました。

2023年には石川から最近流行りの行動経済学を活用し更に「7秒しかけ」を進化させようという提案があり実行してきました。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる「7秒しかけ」の開発を進めてきました。

例えば、BINGOカードを活用し部下に期待を伝え、期待がクリア出来たらBINGOをひとマスつぶすという「成長BINGO」という「7秒しかけ」は、

楽しいしかけがあると人はついやってしまいたくなるナッジ理論を活用したしかけです。

苦節9年ほどかかってしまいましたが習慣化の技術と行動経済学を活用し「シンプルしかけ」を超えた「7秒しかけ」を開発することができました。

3 「日刊7秒しかけ」とはどのような内容なのか?

日刊7秒しかけ」は先ほど紹介したような「7秒しかけ」を毎日発信していくメディアです。具体的には次のようなプログラムで発信していきます。

月曜日:仕事力大全基礎
仕事をする上での土台となる見る力・聴く力・考える力・話す力・書く力が身につく「7秒しかけ」を紹介します。

火曜日:仕事力大全応用
月曜日に紹介する仕事力大全基礎の5つの力が身につくと、段取り力⇒指示を受ける力⇒進める力⇒報連相力⇒振返り力、整理整頓力・人を動かす力が習得しやすくなります。

例えば、報告力を習得するには報告する内容を「考えて」、伝えやすく「話す」力が必要です。

仕事の指示を受ける力を習得するには上司からの指示を「聴いて」内容を理解しながら疑問点等を「考えて」疑問があれば上司に「(確認する)話す」力が必要です。そんな「7秒しかけ」を紹介します。

水曜日:マネジメント力大全
モチベーションアップ力・部下育成力・1on1力・コーチング力・フィードバック力・評価力・評価面談力・PDCA回す力・部門課題解決力・チームビルディング力等が身につく「7秒しかけ」を紹介します。

木曜日:経営言動大全
社員から信頼・尊敬される社長の言動、経営会議・全体会議の運営が良くなる社長の言動、社員・幹部育成が上手くなる社長の言動等ができるようになる「7秒しかけ」を紹介します。

金曜日:フツーの会社のすごいしかけ
Google・Amazon・NETFLIX等の一流企業のすごいしかけは中小ベンチャー企業では上手くいかないことが多い。
    
例えば、NETFLIXの360度評価をライブで行う「ライブ360」。

8人で3時間くらいお互いにフィードバックしあうミーティングは、効果は高そうだが普通の中小ベンチャー企業では実施できないし最悪組織が崩壊してしまうかもしれない。
    
そこで、普通の中小ベンチャー企業でも実践できるしかけを紹介していきます。

具体的には、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい、発見した人材育成や人事評価、組織開発等が上手くいっているすごいしかけを紹介します。

年が明け、2024年の1月9日(火)から「日刊7秒しかけ」を発信します。
楽しみしにして頂けたら嬉しいです!


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