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白樺の間伐2022

2022年10月4日、私たちがかねてより課題感を持っていた県道40号沿いの白樺を間伐しました。
ここは20年前に地域の方々が思いを込めて白樺を植樹した経緯があり、白樺高原の象徴として地域に彩りを添えています。私たちは寿命50年の白樺を保全し、この景観をいつまでも絶やさずに次の世代まで残すためには継続的な整備が必要だと考えています。

県道40号沿いの白樺。密集して細く、十分に枝が張れていない

木を間伐すること自体は特別なことではないのですが、白樺の間伐となると異例だそうで、林業の方もあまり経験がないようです。間伐は主に建材として利用価値があるものが対象になるので、柔らかい白樺はそこから外れてしまうのです。

素人ながら、私にはそれがとても不思議でした。私から見れば素晴らしい価値のある白樺にもっと価値をつけて、たくさんの人に知ってほしいと思ったきっかけでもあります。

選定〜間伐

いよいよ間伐作業。どの木を切るかということは、一年前に長野県林業総合センターの方のご指導を受けています。立科町の農林課のみなさんにも立ち会っていただき、今後自然に枯れていく木、お互いに阻害しあって育たない木がすでにあることを確認しました。
それらは景観も損なっていくため、あらかじめ印をつけておき優先して間引いていくことになりました。

間伐する木の見分け方について指導を受けました
ピンクのリボンが伐採の目印

この場所の白樺はどれも直径10cm前後の細い木なので、仲間内の数人で切ることに。倒す方向を決めて、ロープワークを駆使して切っていきます。

切り倒した枝を運びます
一箇所にまとめます

間伐後のBefore&After

約20Mの距離にある白樺のうち11本を伐採し、ずいぶんスッキリした景観になりました!

今後も定期的に間伐を続けながら白樺の生育を促していけたらと思っています。陽の光を浴びてまっすぐ太く育ちますように。

活用はこれから

伐採した白樺は、日用品や家具などさまざまなものに活用していきます。
これからのクリスマスの季節に向けて、ディスプレイもいろいろ試してみたいと思います!
ご入用の方はお気軽にお問い合わせくださいね^^
toiawase@shirakabacraft.com

スタンド照明(手前)とトムテ(奥)

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