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病気は「年のせい」という思い込みに潜む。

兆候はあった。でもそれは「今思えば」であって、当時それらの体調の変化は「年のせい」「更年期なのかな」と考えていた。

「最近何をしてもすぐ疲れるな…」

原稿を5、6分間読み続けると息があがり、放送中も笑って話しているのにしんどい。毎日帰宅後は疲れと自己嫌悪に沈みつつも、抗うべくジョギングを始めたりもした。体力がつけば疲れも消えていくはずだ。そんな折…

春ごろから全身にかゆみが出て、軽く掻くだけで紫の点状の内出血や、覚えのない青あざができることも。夏には帯状疱疹、咽頭炎、生理不順。次々と不調があらわれ、その都度、皮膚科、耳鼻科、婦人科へ。日に日に息が苦しい。顔白い。背中が痛い。微熱が出て内科を受診したところで、そのまま紹介先の病院に緊急入院となった。

夫に電話しなきゃ。職場に申し訳ない。サンダルで来てしまった。スマホの充電少ない。家のことどうしよう。この時点でまだ詳しい検査をしておらず、点滴して1週間くらいで退院するのかなと思っていたのだけど…


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