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カタログは紙が好き

今後の生活に備えて、家具や家電を購入する日が続いている。
メジャーをお友達に部屋中の寸法を測りまくり、
通販や実店舗を駆使し、いろいろなモノをまさに買い漁っている。
それでも、まだ人が住めるような住環境にはほど遠く、
日頃、いかにいろいろな物、もの、モノに囲まれて暮らしているかを実感する。

一緒に暮らしている間柄ならば
部屋の様子を見ながらあれこれ相談も出来るだろうが、
離れた場所に生活をしている者同士だと、
このコミュニケーションをとるのが何かと難しい。
ふと思いついた時にこちらの要望を伝えてみるが、
どうもうまく伝わらない。
向こうは向こうで気になる候補があると、
LINEでリンクを次々に送ってくる。
そのリンクを開いてみても、向こうが着目しているところをメインに送って来るので、私に取って見れば

「帯に短し たすきに長し」

結局は私の方でもHPなり、販売店なりを検索して
自分で確認しなくてはならない。

そして、大量に送り付けられるリンクのことで喧嘩も勃発する。
いちいち送って来るな、という私と、
見てもらって確認してもらいたいという相手と。
同じ画面を見ながら話しているならともかく、
お互いの端末の、小さな画面を見ながらの相互通行は大変疲弊する。

いつも思うのだ。

紙のカタログだったらなあ!

何ページを見て、とか
こちらはスペックを、あちらは外見を見比べるたりするのは、
圧倒的に紙のカタログの方が早いと思う。
同様の機能を持つ家電なんかは見比べるのも紙の方が比較しやすい。
ネットの比較サイトもあるけれど、
やはり、そこには運営側の意図も感じられる。
もっと客観的で、自分の主観が生きてくる媒体が欲しい。
どこのメーカーも紙のカタログは圧倒的に少ない。
家電芸人じゃあるまいし、
必要に応じて嫌々ながら家電品を探す身にとって、
いちいちネットで探したり比較したりするのは大変な労力が要るのだ。
一緒にカタログに額を寄って見ていれば不要な喧嘩もしない。

デジタルって、便利なようだけれど、不便なこともたくさんある。
紙のカタログは、メーカーから見たら費用が掛かるのかもしれないけれど、
購入側は便利なこともあるし、
やっぱりワクワク感は紙のカタログにはかなわない。


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