見出し画像

好きになれない人がいても 赦せない人がいても

お友達とは仲良くしなさいね。
周りの人とケンカしちゃいけません。
日本で学校教育を受けた者として、こう言われ続けて育ったせいか、好きじゃない人、嫌いな人がいると何となく後ろめたい気持ちになってしまうのはなぜだろうか。

昔から人や物の好き嫌いが激しく、
よく言えば表情豊か、悪く言えばあからさまに顔や態度に心模様が出てしまう私は、
「みんな仲良くしているのに・・・」
「どうして私は出来ないんだろう」
と悩む日々もあった。
今では集団の中でひとりでいることも気にならないくらいにオトナになったが、子供の頃や若い頃はひとり浮いてしまう自分に思い悩んでいた。
みんなと仲良く出来ない自分、嫌いな人とは一切関わりたくない激しい気性。
時に自分が疎ましく、持て余していた。
特に学校に行かなければならない年齢の頃。

だんだんと歳を取り、人生の経験値も上がってきたここ最近は。
嫌いな人は嫌いだし、仲良く出来ない人とは仲良く出来ないものだと思う。
生まれ変わっても赦せない人もいる。
絶対に赦さない、魂が輪廻したとしても赦したくない。
そういうものなんだと思う。
自分の気持ちにうそをついて無理をしたとしても、辛いのは私だけ。

嫌いな人がいる。
仲良く出来ない人がいる。
赦せない人がいる。
そんな気持ちを抱えていても私は私で、
負であったとしても自分の気持ちに向き合う私は愛おしい。
自分が愛おしくて仕方ないのならそれでいいじゃないか。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?