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RADWIMPS リアルライブ

RADWINPS「FOREVER IN ThE DAZE」2021-2022ツアーに行ってまいりました。最近、こういうライブに会場に行くことを「参戦する」っていう言い方をする方がほとんどのようですが、ワタクシ、言葉遣いが古臭い人間ですので、「参戦」という言葉には凄く抵抗があり、使いません。

演者に対して「挑む」という意味なのだろうか?

話を元に戻しますが、ツアーが発表された時期は、少々コロナが落ち着いてきたかも?という時期だったかと思います。
申し込むのは2020年から始まったこの”コロナ禍”になってからは毎回悩みます。それでも、長距離の移動の制限がかからないうちは、行ける範囲のものには申し込む主義です。
(いわゆる追っかけではないので、全国津々浦々まで行ったりはしません。)

今回もありがたいことに、チケットに当選することが出来ました。
しかも、ツアーのセミファイナルとファイナル公演のチケットが。RADWINPSではないけれど、セミファイナル公演に行けたことはありますが、ツアーファイナル公演に行けるのは初めてなので、当落の結果が届いた時には嬉しくて思わず二度見しました。

まずは彼らとの出会いから。

震災後に本格的に聞き始めたRADWIMPS。
名前は聞いたことがあったし、断片的にしか聴いたことはなかったけれど、ずっと気になっていたバンドでした。
本格的な出会いはNHKのスペシャル番組でした。番組表でRADWIMPSのライブ特番をやる、というのを見つけて、録画して後から見ました。
この時のライブが「青とメメメ」で、私の中でRADWIMPS史上最高のライブです。土曜か日曜の昼、録画を見た私はまさに心をわしづかみ。歌詞の世界が本当に素晴らしかった。まるで早口言葉、英語も多くて、内容的にもこんなことを歌う人たちが今までいただろうか、というくらいに衝撃でした。
その頃すでに「チケットが最も取れないバンド」と言われていたし、当時家族だった人は音楽に対しては淡白な人だったので、リアルライブに行こうとか、あんまり考えたことが無かったかも。

震災が起きてから、行きたいと思ったところには行きたいと思った時に行くこと、会いたいなと思う人がいたら時間が合う限り会う事、を心掛けています。行きたくても行けなくなった場所や、会いたくても会えない人がたくさん出来て、後から後悔しても遅い、ということを身をもって知ったから。
それに、一緒にいる人が行きたくないから、とあきらめていては、私の機会だけが失われていくことに気付いたから。
(行きたくない人は何の損もしない)
なので、一時期は行きたいと1㎜くらいでも思ったライブには行くようにしていました。最近は落ち着いてきて、行きたいバンドが絞られてきたので、そう闇雲には行かなくなりましたが。

RADWIMPSはその、ぜひともライブに行きたいバンドのひとつです。
ファンの人が若い人が多いので、最近は多少気後れするようになりつつありますが。

最初4人で始まった彼ら。
一人は休業中、一人は謹慎中で、現在は2人で活動中ですが、ライブにはサポートメンバーを入れて回ってくれました。サポートメンバーの演奏もとても素晴らしくて、特にギターのお二人は初参加だったのですが、私の好きな骨太のギターロックサウンドで、曲にさらに厚みが出て見応えが増しました。サポートメンバーを入れることについては、あまりメンバーチェンジがあったりサポートが入ったりするバンドのライブに行ったことが無かったので、半信半疑だったけれど、目からうろこなお二人でした(ドラムスのサポートのお二人もとても素敵です)。

今回はアルバムツアーでしたので、アルバムからはまんべんなく、さらには古い曲も散りばめて内容的にはとても濃いリアルライブでした。
今回はしっとりした曲がいつもより少なめだったような気がします。
元気が良くて盛り上がる曲が多かったような。
私はピアノの弾き語り曲が好きだったりするので、ちょっと物足りなかったかも。それでも、いつも思うのは、爆音でありながらも耳が痛くならない音響は本当に感動します。ライブ難聴で、左耳が聞こえづらくなってしまう私は、機会があれば音響チームの方々にお礼を言いたいくらいです。

それにしても・・・

いつになったらみんなで一緒に歌える日が来るのだろう。

いつになったらもみくちゃになって汗だくになって盛り上がれる日が来るのだろう。

リアルライブに行けるようになったのは大きな一歩だと思う。例え、声を出せなくて、アリーナに椅子が並べられていても(アリーナに椅子があるのは荷物も置けるし、脚も踏まれないし、私にはとても良かったですが)。


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