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「空振り三振はOK、見逃し三振はNG」


実はプログラム最終日の次の日に発表会に来ていただいた方の一人である
小塚さんにお話を聞きにいきました。
小塚さんはパナソニックからスタンフォードに研究しにきていた方で、
自動運転のための数秒先の対象物の動きを予測するAIの研究をしているとのことです。(控えめに行ってめちゃめちゃすごい方です...)

これからAIやデバイスがどうなるのかなど
とても興味深い話ばかりいただいて終始目からウロコ状態だったのですが、
そのなかでもキャリア選択に関連した話がとても勉強になったのでそちらを書こうと思います。

小塚さん流のキャリアの描き方は、
「自分が興味ある分野の人(ベンチマーク)の何人かの
キャリア、生い立ちを徹底的に調べ上げる」
ということです。

そして見つけたらその人があるんできたステップと自分
を照らし合わせて決めるというものです。

これはサッカーに例えるとわかりやすくて
日本代表になるためには高校でインターハイに出て、
卒業後U−18代表になっている。
というようなある程度道筋と指標が決まります。
これを自分のキャリアに置き換えるそうです。

「人は知っている人にしかなれない。」

これは「人間なんて千差万別じゃん」とか「俺は誰かと同じような人を目指したくない。」
という反論はあるかもしれませんが、同質化なしに差別化なんてできない思いますし、全く同じ道なんてないにせよ抽象化したら類似性はあったり部分的には同じところも必ずあるとおもいます。

そのお話を聞いて僕は
「今まで僕は社会人の方々の”やりたいこと”とか”それに向けての道すじ”をあまり知ろうとしたなかったな」とはっとしました。

”やりたいこと”は自分の中から出てくるもの、自分の経験から分かるものだと思ってました。



そしてもう1つもポイントは
「リスクを取ってでも勝つためにどれだけ自分のものを捨てられるか。」

だそうです。自分のプライドはもちろんのこと専門分野も自分が”それだけやってきたこと”だから使わなくてはもったいない。
辞めるのはもったいないと思うとこもあるかもしれないが、
それがネックになって自分が成長できないというのはもったいないということです。

実際に小塚さんは「世界に残る技術を使いたい」というビジョンから
初めは薬学から、脳科学、AIなどどんどん惜しまずに社会に合わせて転々とし、成功を収めているそうです。僕も「理系だから」とか結構考えてしまうことは多く本質を見失っていたなと感じました。

最後に小塚さんの座右の銘なるものをお聞きしました。

「見逃し三振は絶対にしない」

小塚さんのプロジェクトはとても成功を収めているように見えて
成功率はわずか20%だそうです。
人一倍空振りを繰り返してきたからこそホームランが打てるのですね。


「俺は何度も何度も失敗した。打ちのめされた。それが俺の成功した理由さ」by マイケルジョーダン

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」 by トーマスエジソン

成功者はバットを振り続けているのに、自分は見逃し三振どころバッターボックスにすら立とうとしなかったこともあったなと思いました。
失敗を恐れず立ち向かえる人間でありたいと思います。

最後まで読んでいただいた方ありがとうございました。

西辻

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