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メールを鍛えればプレゼンがうまくなる
正確には、
メールの文章を書く力を鍛えることで、プレゼンテーションに欠かせないスライドをうまく作れるようになり、プレゼンテーションが上手だと思ってもらえるようになります。
これは、豊田市人材開発研究会が開催した『「仕事人生を、プレゼン力で変える」出版記念講演』で私が学んだことです。この本は、KIT虎ノ門大学大学院 教授の三谷宏治さんが書かれたもので、三谷さんはこの日の講師でした。
プレゼンテーションのコツは
・はっきり
・単純
であることだそうです。
これは相手への伝わりやすさを重視するためです。
逆に、伝わらないプレゼンテーションは、
・あいまいで、
・複雑
単純な文章の組立方や、スライドのKISSの法則などすぐに実践できるテクニックもお聞きしました。
細かい内容は本に譲るとして、明日から試せると思ったことは文章の書き方をシンプルにするということです。
・「と思います」「だそうです」というあいまいな表現を削る
・「××だが、○○」→一文は短く。「××だ。○○だ。」
・メッセージを明確にする
こういったことを意識すると良いそうです。
演習として、「カリフォルニアワインがバラエティー豊かである」ということをスライド1枚に表現してくださいというお題が出ました。
与えられた情報はカリフォルニアで作られるワインの名前とブドウの種類、飲み口の表現に金額。
1枚のスライドに情報を詰め込むなら、と考えた私はグラフやブドウのイラストを活用した視覚的にインパクトのあるスライドを描きました。
三谷さんならば、と示してくださったスライドは表もイラストもなく、
・カリフォルニアワインにはさまざま種類のブドウから作られること
・評価や値段はピンからキリまでであること
ということが文字で書かれていました。(もう少し美しい表現だったと思いますが…)
「カリフォルニアワインがバラエティー豊かである」という本当に伝えたいメッセージが相手に伝えるための最もシンプルな方法だと感じました。そして、技法に頼ろうとした自分の考え方を恥ずかしく思ったことを覚えています。
文章を鍛えるにはどうしたらいいか。文章を書けばいいのです。身近な文章といえばメールがあります。それこそ毎日イヤになるほど触れているでしょう。
受け手にとってわかりやすいメールを書けるようになれば、それはわかりやすいスライドに繋がり、わかりやすいプレゼンテーションに繋がるのと思うのです。
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