見出し画像

【イベントレポート】B2B Community Summit~コミュニティを通じてビジネスの架け橋をする

本レポートにご興味をお持ちいただきありがとうございます!
コミューンのコミュニティマネージャーのふがしです。

弊社(コミューン株式会社)のプロダクトをご活用いただいている方達にコミュニティのナレッジをオフラインイベントでお話していただきました。

「コミュニティをこれから検討している」
「コミュニティを運用しており他社の事例を知りたい」
・・・という方達のお役にきっと立てると思いますので是非最後まで読んでいただいて、おひねり代わりに”スキ”を押していただいたら嬉しいです。

■登壇者さん達にお話していただいたこと
・コミュニティを活用してオンボーディング工数を10分の1にした
・社内にコミュニティの価値を伝えるために行ったこと
・コミュニティ形成~事業へのシナジー

コミューン社員によるグラレコ

【コミュニティで製薬業界の危機を救え!~CSオンボーディングの工数を10分の1まで減らしたコミュニティタッチを公開~】

おひとりめのご登壇者さんはアガサ株式会社の長谷山さんです。
長谷山さんは前職の医療従事者時代にコミュニティを運営されていました。その経験を元に現在のアガサ株式会社にご転職し、現在ではアガサリレーコミュニティの運営を主担当して行っています。
コミューンでは自社製品のオンボーディングをメインに活用されていました。

アガサリレーコミュニティはアガサ株式会社のユーザーコミュニティ。

◎コミュニティを活用して10倍のお客様のフォローに成功🎉

以前は担当2名につきクライアント(病院)を5件までしかフォローできていなかったのですがコミュニティを活用して2名で50病院までフォローできるようになりました👏✨

◎10分の1に工数を削減するための具体は👀?

実はコミュニティ当初はすぐにうまくいかなかったそうです。
コミュニティに参加してくれたクライアントにオンライン説明会を開催するも・・・

「クライアントが来ない😭~!!!!!」

いきなり訪れたコミュニティの壁

そこで長谷山さんは以下の行動を起こしました。

①ユーザーに直接聞く!:コミュニティユーザーにヒアリングしてオンボーディングプログラムの課題を特定&改善
②車輪の再発明は行わない!:SHIP(コミューンユーザーコミュニティ)に参加し、他社のコミュニティのナレッジを自社にも応用

他社のナレッジを吸収して長谷山さんは④と⑤の間に練習会の機会を作ったそうです。これはユーザーが「いきなり質問会と言われてもなにがわからないのかよく分からないからね~」という声が多かったので長谷山さんは練習会を作りました。練習会で実際に手を動かしてもらったユーザーが「何となくわかったぞ。ということは○○についてはどうしたら・・・」と、質問が明確になったそうです。

練習会を開催したらユーザーが質問会に来るようになった

◎コミュニティで火がついたユーザーが投稿して・・

コミュニティ内のイベントを通じてユーザーさんがコミュニティに投稿するようになりました。そしてその投稿を見たユーザーさん同士が繋がって自社製品の使い方のアイディアを共有し合いました。

「全く別の地域のクライアント(病院)がこのように繋がって会話をすることは今まで無かったのでコミュニティをやってよかった・・・!」

by長谷山さん
実際にあったコミュニティ内の投稿を見せてくれました
まとめ

【一歩踏み出す薬局にスポットライトを!VerticalSaaSならではのスター顧客戦略】

おふたりめの登壇者さんは株式会社カケハシの伊藤さんです。
カケハシは調剤薬局のDX支援を起点とし、日本の医療体験をしなやかにすることをミッションに掲げています。そのためユーザーコミュニティの対象は調剤薬局を経営している経営者や現場の薬剤師さんです。

コミュニティの立ち上げ期から伊藤さんは担当している

◎コミュニティが社内で評価されて自社内のアワードで優勝🎉

コミュニティをオープンしてから社内からコミュニティが理解されずに伊藤さんはずっと悩んでいました。しかし、コミュニティが事業に貢献しているということが認められて自社内のアワードで優勝しました。

涙する伊藤さん

コミュニティのオープン後はとても順調でB2Bコミュニティの平均アクティブ率よりも高い数値を出していました。しかし、社内では「コミュニティが盛り上がっているのは分かるんだけど事業に貢献しているの?」といわれ、社内にコミュニティの意義を伝えるための施策を打ち出す必要がありました。

こんなにも順調なのに・・・

理解されなかった理由は以下の3つです。これらの課題を克服するために伊藤さんと伊藤さんの相方(仁志田さん)は動きました。

「事業の貢献」はあまりに粒度が大きするので他部署が喜んでくれることを考えました。

イベントでは3つの施策をご紹介していただいたのですがそれら全てを紹介すると長文になってしまうのでここでは1つだけに絞らせていただきます。

◎コミュニティからスター顧客創出に成功🌟

コミュニティ内でスター顧客を創出するとスターユーザーさんから他のユーザーさんに伝播していくというメリットがあります。そして伝播したユーザーさんが次のスター顧客になるとまた他のユーザーさんに良い影響を及ぼしていきます。伊藤さんはスターユーザーを創出するためのPOINTもイベントでお話してくれました。

・特定のユーザーにスポットをあてる
・他の人も真似できるくらいの粒度感(すごすぎると「あの人だから・・・」となってしまうので)
・多くの人に見てもらえる機会をつくる

スター顧客を創出することに成功したので・・・
自社のマーケティングイベントに出演していただいたり、スター顧客の事例をセールスに共有し、商談にも活かしたそうです👏

憧れの連鎖にした理由は社内にも伝わりやすくあえてキャッチーな言葉にしたそうです

【サービス提供からコミュニティ形成への挑戦!BtoBビジネスのカスタマーサクセスの再定義】

今回大トリを務めていただいたのはユーザベースの大沢さんです。
ユーザベースが提供するスタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」を利用するVC・CVC・事業会社など向けのコミュニティです。
ユーザーの知見と人脈をつないで循環させるためのユーザーコミュニティを運営されています。

◎コミュニティ形成の背景🎉

ユーザベースさんは初期は飲み会形式でユーザー同士の意見交換会を開催していました。飲み会を続けていましたが大沢さんはこのように思っていました。

「悪くはないがなんか安定していない。次の一手を考えなければ・・・」

◎自然とユーザー同士の相談・質問がうまれてとてもよかった
△参加できないメンバーも多くいた

飲み会形式のメリデリ

そんな悩みを感じていた時に超おしゃれなオフィスに移転しました。そして新オフィスのお披露目パーティーを開催されました✨

この活動が価値になってきてサービス提供の一環にもなりました。
そしてオンラインコミュニティを構築して「いつでもどこでも」繋がれるようにされました。

◎事業とコミュニティのシナジー🔥

ユーザー数が増えており、ユーザー起点で、同業同士で紹介してくれるので新規の契約に繋がっているそうです。

◎コミュニティ運営の実例と学び🚀

大沢さんが言っていた言葉がすごく印象に残っています。

「ユーザー・社内メンバー・自分のみんなが同じ方向を見けていることが成功の秘訣です☺!」

おわり

最後まで読んでいただきありがとうございました。
冒頭にも記載させていただきましたが「面白かった」「勉強になった」と思ってくれたら”スキ”をポチッと押していただけると嬉しいです。そして今回のイベント登壇者さんは全員SNSアカウントを持っているので是非是非繋がってください🌈

■アガサ株式会社:長谷山さん
■株式会社カケハシ:伊藤さん
■株式会社ユーザベース:大沢さん
※ご登壇順

伊藤さん、大沢さん、長谷山さんありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?