見出し画像

染め直し事例①LV財布-1クリーニング

ご依頼ありがとうございます

ご依頼品が郵送で届きました。
LOUIS VUITTONのお財布です。
13年間、ご愛用とのこと。

全体的に色褪せています
糸のほつれなどは見られません
大切に使われてきた事がわかります

1.クリーニング

丁寧に拭いていきます

まずは、お財布の表面についた汚れを専用のクリーナーで落としていきます。

綿棒などを使って隅々まで

この時点で、黒ずみが取れてスッキリ。ネイビーのお色が出てきました。

これだけでもかなり綺麗になりました

内側は基本的には染めないので、しっかりと汚れを落として、きれいな状態に戻します。

2.脱脂

クリーニングで表面の汚れを落としたら、次に、油分の汚れを丁寧に落としていきます。

手荒れするのでグローブを付けます

お財布などは手の油分が革に付いています。その油分を落としておかないと、染め直した後の剥がれの原因になりかねません。

下準備は大切です

お顔のメイクもそうですが、まず、しっかりと土台を整えなければ、いくら表面に色々なものを塗り重ねても、美しい仕上がりには至りません。

革の染色も、土台を作る下準備がとても大切です。地道な作業になりますが、手を抜かずに行っています。

革の染色師 サエコ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?