詩を書く女の人

画像1 『私の女性詩人ノートⅢ』たかとう匡子を読む。このシリーズの素晴らしい所は、ただ女性詩人の紹介をしているのではなく詩論に仕上げている点。(基本的には読みたい詩人が増えて、嬉しい本なのだ)書かれた作品がプロパガンダとして扱われることについてもしっかり論じられていて、とても興味深かった。そして社会構造の問題を考えずにはいられなくなる。私はたかとうさんとは31歳も年の差があるにも関わらず、女性の扱いが改善したとは感じない日々を送っている。「重し」の本質を考えることは避けられないことなのだと思う。

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