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自由な形式で書かれた詩を収めています。幻想的な詩、物語的な詩、ナンセンスな詩など。
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2022年10月の記事一覧

さんかくアタマ 【詩・ショートストーリー】

とあるものさびしい海辺で 一台の自動販売機が 日本海の砂を浴びていた 通り過ぎようとして 後…

汐田大輝
1年前
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賽の河原 【幻想詩】

僕のからだは いつのまにか薄い布になって ふわふわただよっていた 空から見ると 灰色の荒野…

汐田大輝
1年前
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奇妙なリズム 【自由詩】

時おり二つ 次に三つ ステップが変わる 目を離すとすぐに変わる 時おり三つ あるいは七つ …

汐田大輝
1年前
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仔象の夢 【詩・メルヘン】

音楽室で 仔象が眠っている 深海よりも深い眠りを眠っている オルガンが鳴っている 薄い香草…

汐田大輝
1年前
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180秒間の増殖 【詩】

夜と朝の間に 曖昧な細胞が 増殖する 煮えたぎる水を泳ぎ アリアドネの白糸が ほつれていく …

汐田大輝
1年前
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雲に鳥 【詩・オマージュ】

鴨の声 ほのかに白し 海暮れて 遠く 近く 鴎 鴎 鴎 眼つむれば 上に 下に (明日をも知れ…

汐田大輝
1年前
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まわるまわる 【幻想詩】

銀の雨が降っています 私のまわりに降っています とても楽しく降っています 私はクルクルまわります あなたもクルクルまわります 私は銀に染まります あなたも銀に染まります 私のまわりに銀の雨 とても嬉しく降っています 私が両手を広げたら あなたは翼を広げます 何かがカラカラ鳴っていて とても楽しくこわい音 パタパタパサパサ羽ばたいて あなたの羽はボサボサに 白い翼が灰色に 天使がクルクル降りてきて 私の袖をつかみます 黒い悪魔が私の中で ロンドン橋を落っことし クリミア橋を落っ

マトリョーシカの中の… 【幻想詩】

憂鬱な夜は プッチンを鳴らす ユーラシアの大地を想いながら プッチンプッチン鳴らす 《針葉…

汐田大輝
1年前
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