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Le 21-23 Mai 2019 Luxembourg no.2

ミロンガに遊びに行った翌朝、早く目が覚めたので、
出かけるまでの時間、ベッドに籠るのをやめて、
宿のダイニングスペースでコーヒーを飲みながら、
友達とチャットをしたり、カメラロールの写真を整理したり。

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天気は快晴。晴れているけれど空気は冷たい。

2泊なので、料理をするほど食材は買わないけれど、
一人での外食に頼る気にもならず、
たとえば卵を少量買って、茹でて食べるでも、
やはりキッチンが使えるということはありがたい。

13:00にChinoさんとMihoさんのスタジオに伺うことになっていたので、
午前中はもっとゆっくりできたのだけれど、
あまりにも天気がいいので、外でゆっくりカフェラテを飲もうと、
とりあえず早めに中央駅まで出てみることにしました。

カフェにて、Parisの宿を提供してくれた友達にも、
無事に一晩過ごしたことを連絡したら、
私がParisを去った途端に天気が悪くなった!という返事が来て、
Luxembourgは天気が素晴らしく良いよって、一人で笑った。

言われた通りにバスに乗って降りたら、あっという間で、
これくらいだったら歩いてよかったと思ってくらいで、
でも建物がある部分が城砦の街というかぐるぐると回って、
目的の場所に着くまで少し時間がかかりました。

来る前から約束していたプライベートレッスンまで時間があるので、
この辺を案内するから散歩に行こうと誘ってくださったので、
二人で外に出た時にMihoさんが
「こんなに天気がいいなんて本当に珍しいのよ!」

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城壁の上から見下ろした世界をあちこち説明しながら、
階段を使って下の世界までゆっくりと話しながら降りて行きまして。

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1日あれば、観光には充分だなんて聞いていたけれど、
その1日が、こんなに天気がいいなんて本当に幸運。
天気がいいっていうのが幸運って、日本では考えにくいかもしれない。
でも、この国では心の底から素晴らしいと思うことなのです。

2時間ほど散歩をした後、スタジオに戻って、
プライベートレッスンを受講しました。
その時に言われたことを少しだけ書いておこうと思います。

まず最初に言われたことは、
「キレイに踊ろうとするな」ということ。
キレイに踊ろうって思ってなかったけれど、
彼らにはそう見えたんだと思います。

ただ動くのではなく、踊る。
踊っていると、きれいに見せるなと言われる。
どっちにしても、なぜか苦しい。

苦しいと思うのは、多分、
自分のことを恥ずかしいと格好悪いとか思うから。
そういう感情が自分を苦しめている、
現実的には悪いことなんて、何もしていないのに。

レッスンが終わってから、ありがとうございましたってなって、
「よくがんばったね、すごくいいよ」っていうようなことを言われたから、
「でも、私はまだまだだから」みたいなことを言ったかと思う。

するとChinoさんは、もう一度私と組むと
ボレオ、ガンチョ、サカーダ、ボルカーダ・・・と
いろんなことをいきなりリードして、一通り踊った後、一言。
”You can proud of yourself"

これだけできるようになるのに、
どれだけの時間をかけて、どれだけ練習するか。
僕にはそのことが理解できる。
だから、君はそのことに自信を持っていい。

普段、教わることのない人にそういうことを言われて、
少し泣けてくるような要素で、胸がいっぱいになりました。

でも、いまだに、自分が今までやってきたことを
全て認めてリスペクトすることが幸せと言えるのか、わからない。
この日からはしばらく、何を目指すのか、何が幸せなのか、
ひとりでいる時間は、そんなことばかり、考えていました。

レッスンが終わった後は、ひとりで長い間、歩いて、
イタリアンのデリでボリュームのあるサラダを買って、
お茶の専門店でマテ茶を買って、
雑貨屋で小さなグラスを買って、部屋でマテ茶を入れました。

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買ったマテ茶は、びっくりするくらい美味しかったのです。
そんなLuxembourgでの最後の夜でした。

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