Le 23 mai 2019 Luxembourg-Rome
前の晩、泊まっている部屋のオーナーからメールがきました。
「明日のチェックアウトは何時にするか、できれば教えて欲しい」
12時までにチェックアウトすればいいということだから、
それに間に合えば、何時に出ようと構わないはずなのですが、
出る時間がわかれば、クリーンナップも早くできるのもわかります。
オーナーは時間を有効に使いたい人らしいです。
それでも、早くに目が覚めたので、
「10:30には出ます」と返事をしても、ダイニングでのんびりとできた。
ダイニングで、Buenos Airesにいるダンサーに、
「誰かの真似ではなく自分の踊りを踊るとは」という感じのことを、
長々とチャットと電話でやりとりしていた覚えがある。
そう、確かにそんな話をしていた。内容は忘れました。
チェックアウトをして、と言っても鍵を残して宿を出て、
Mihoさんのスタジオまで、荷物を引きながら歩いて行きました。
何も心配しないでいいくらい、天気はよく爽やかな中で、
それでも長い距離を歩いて、少し汗ばみました。
昨日に続いて、Mihoさんと散歩をし、
広場の屋台でpata de nataとespressoを買って食べて、
景色を眺めて、陸橋を眺めて、
あの下に行ってみようと陸橋まで歩きました。
この橋の下は遊歩道になっています。
車の通行は橋の上。
橋の下から見た私たちの出発地点。
遠方にある屋台でお茶をしていました。
前日のレッスンの前の散歩の途中、
美術館の中庭で二人でビールを飲みながら、
Mihoさんから思ってもいない話を聞きました。
Mihoさんが、長い間抱えていた股関節の痛みを乗り越えるために、
人工股関節の手術を3ヶ月後に控えているということ。
本当は11月のイベントに合わせて復帰できるように、
来月くらいにしたかったんだけれど、8月にと。
当時、この話を日本にいる誰にも連絡していなくて、
私が彼女がいる場所を訪ねたから、教えてくれたこと。
本当は、ずっとずっと長い間、不安を抱えていたんだと思います。
悩みや不安を誰かに伝えられる強さをもつのに、時間がかかることもある。
その2週間後くらいに、Mihoさんはその手術のことを、
SNSで公表されていらっしゃったのですが、
より良い伝え方とタイミングを、ずっと考えていたんだろうと、
綴られた言葉を見て、思いました。
レストランでランチを食べて、
Mihoさんは夜のスタジオのお客様に果物などを買って
そのスタジオでも東京でのタンゴ事情。
1ヶ月後に控えた、東京での多くのタンゴイベントについて、
ややゴシップ的なあれこれを、東京の友達もチャットで巻き込んで、
こっそり話しているうちに、出発の時間。
中心街から、空港までバスで30分もかからないという、
空路も開けているLuxembourg。
西陽の強い中、バス停までMihoさんはついてきてくれて、
先ほど彼女が買ったClemantをお土産にくださいました。
ここから、次の目的地のRomeへ。
観光はせず、日曜日までのタンゴマラソンに参加です。
Lux Airでは機内サービスでClemantが出ました。おいしい!
空港からシャトルバスを利用して、
会場のホテルにチェックインしたのが21:00くらい。
部屋はパレルモから参加の女性とのシェア。
この夜から
踊って、寝て、食べて、踊る。。。という時間を
4日間過ごすことになります。
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