Le 21-23 Mai 2019 Luxembourg no.1
Luxemburgにてダンススタジオを経営している
タンゴダンサーのChinoさん&Mihoさんに会いにいきました。
この日からParisを一度離れて、2週間ほどの周遊の最初の国が
初めてのLuxembourgです。
ParisのGare de l’EstからLuxembourgまで、TGVで2時間ちょっと。
東京から京都に新幹線で行くような感覚です。
「1日で観光し終わっちゃうような小さな街だから」と聞いていたけれど
二人がホストとして開催するミロンガイベントに参加するならば、
やはり宿泊は必要になって、2泊3日の滞在にしました。
出発20分前にやっとホームNO.が表示される。
スタバのカップに書いてもらう名前がきちんと通じた(笑)
到着が13時前なので、Mihoさんが駅まで迎えにきてくれて、
そのままランチの約束をしていたので、会えることがとても楽しみで。
それでも同時に地理的感覚がない街の中央駅から、
きちんと宿について鍵を手に入れられるかの不安で。
部屋のオーナーは事前からメールにて丁寧に
中央駅からのバスの番号と、停留所からの道を教えてくれて、
「まあ、なんとかなる」という気持ちでした。
ちなみに迷いに迷って、
今回「も」海外モバイルWifiを借りませんでした。
考えてみたら、これまで個人旅行ではWifiを借りたことはないです。
中央駅の天井画
時計は止まっている
どこの都市でも中央駅の周辺は、見通しはいいようで、
何となく治安の悪さも感じて、ぼんやりしてはいけない場所です。
到着して真っ先に感じたのはバスの多さというか充実?
そしてあちこちで道路工事をしていること。
道路工事は路面電車の拡張のためのものでした。
公共交通機関を無料化にすることで、渋滞緩和と
排気ガスによる環境汚染を改善する効果を期待しているとか。
そして、2020年3月から無料で使えるようになっているけれど、
そのあとすぐに、外出制限が始まったと聞いています。
Wifiが繋がるベーカリーカフェ「Paul」の近くでMihoさんと再会し、
近くのインドカレーのお店でのビュッフェランチをしながら、
ランチタイムが終わるまで、あれこれと話したあと、
では、また夜に会いましょうということで、
彼女は私が向かう宿に行くバスの停留所まで連れて行ってくれました。
Airbnbで探した宿は、停留所から歩いてすぐに見つかりましたが、
郵便受けに入っている鍵をすぐに取り出すことができずに
予め教えてもらった宿のWifiに、宿の前から繋いで、
それだけで汗ぐっしょりになりながら、無事にチェックイン。
3階建ての建物のうち、3階に3部屋、2階に3室で
2階の1室にはオーナーが住まいとして使っているらしく、
それぞれのフロアにバス&トイレは共用。
2階にあるダイニングスペースで飲食可能。
自宅にある部屋のいくつかを、貸すという前提で
作っている建物のようで、周りは住宅街で何もないのだけれど、
高台にあるので窓からの景色も広がっていました。
部屋にいるだけで、この国の個人の生活の豊かさが伺えました。
19時くらいに部屋をでて、中央駅のスーパーでお水などを買って、
バスに乗って目的の場所に着いた頃は20時すぎくらいだったか。
ついた時はミロンガ前のレッスン中。
レッスン中のChinoさんの後姿が素敵すぎる。
レッスンが終わる頃にMihoさんが到着して、
ミロンガは始まっている中で、レストランで夕食。
Mihoさんは足の調子が良くなくて、
レッスンをChinoさんとアシスタントさんにまかせてるとのこと。
牛肉のソテーに揚げたバナナ。ボリュームあるけど食べやすかった。
食べながら聞いたことは、
この週に1度のミロンガを楽しみに、
ドイツやベルギーから車でやってくる人もいるらしく、
大陸的な繋がりを簡単に超えて生活していることを感じました。
国家とか国境とかに対して、日本と意識が全く違う。
何人かの人と踊っていても誰もがキャラクターを出して、
でもはみ出しすぎずに、楽しく踊ってくれた印象が残っています。
Chino&Miho
この写真を見ただけで、今でも胸がいっぱいになる。
気がついたら、Chinoさんが私の食事のお勘定まで済ませていて、
慌てて払おうとすると、
「Mihoは本当に君がくることを楽しみにしていた。
もう何日も前から、ずっと指折り数えて待っていた。
だから、君は僕にとっても大事な友達なんだ。」
待っていてくださったことが嬉しかったのは私の方です。
その時から今、もうすぐで1年になって、
基本的に「濃厚接触」でしか成立しないタンゴが
この禍が過ぎ去るとか、乗り越えるとかした後でも、
今までと同じ形で成立し続けられるかどうかはわからない。
人と人とのコミュニケーションは変わりつつあります。
でも、誰かに会う日、会う時間、会うことそのものを
楽しみに待つということと、それが叶う感動は、
たとえ電波に乗せて画面上で会うことが新しい日常になったとしても、
変わらないものであって欲しいと、心から思います。
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