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幸せに生き永らえること

みなさまお元気ですか、坂本です。

この1年のことを振り返っていたら、
どうしても忘れたくないことがあったのでここに記しておきます。

9月下旬、大学時代の友人が9名で
わたしの暮らす熊本に遊びに来てくれました。

全員で過ごしたくて、民泊で探して予約した宿は、
阿蘇にほどちかい菊池市の一軒家。

予約から当日チェックインに遅れそうだという連絡まで、
「老夫婦でやっているから何時でもいいし、
 たくさん楽しんで帰ってきてね」
と、とても温かい言葉が並ぶメッセージのやり取りで、
会う前からこの宿で良かったなと思うくらいのお人柄でした。

そのご夫婦も住まわれるお宅に着いたのは、25時前と遅い時間。
申し訳なさでいっぱいだった私たちを
メッセージのときよりもずっと温かく迎えてくださったお母さん。

飲み物買ってきたの?このグラス使ってね。
猪肉を燻製したやつがあるの。買ってきたお酒と合うんじゃないかな。
お父さんが起きちゃうから、大騒ぎはだめだけど、何時でもゆっくりして。
明日台風も来てるし、何時まででも寝ててもいいしゆっくりしていいよ。

おもてなしがすごい。そして猪肉の燻製が美味しい。

ひとまずその夜は好きなように過ごし。寝て。

次の日。目が覚めると郷土料理の豪華な朝食でのおもてなし。

至れり尽くせり。

お母さんの作ってくれた朝食(めちゃ美味しい)と
ひげをたくわえたお父さんの入れてくれる
コーヒー(これまた美味しい)を味わったあとは、
ちょうど台風が来ていたこともあって、
お言葉に甘えて、午前中はお家で過ごさせてもらうことに。

お母さんがお家を案内してくれるのですが、
縁側にカフェスペースがある素敵なお宅で、
しかもそのカフェスペースは自分たちで作ったそう。
他にも、飲食店をやっていたり、麻雀を始めたり、
めちゃめちゃ活動的で全部楽しんでて。

そこで思い出すわけです。自称老夫婦。おいくつなんだろう。
見た目年齢は50代後半だし、なんなら話す内容に関しては、
私たちよりずっとずっとエネルギッシュで
若いという形容詞すらなんか似合わない。

『息子がね、もう40超えるんだけどね、』
「え!!!?!お母さんいまおいくつですか!!?!」
「いやさっきからお話聞いてて、お母さんめちゃめちゃ楽しそうやなって、若いなあって思ってて!!」

『やりたいことがたくさんあるから、まだまだ生きたいし毎日楽しいのよ』

もうこれ以上でも以下でもなく、そうなんだよなー、
と、いい意味でぐうの音も出ず。

日々過ごしているとありがたいことに
生きようと思わずとも、生きてしまうし命は続いてしまうわけで。
その続く時間を、どうするのかは自分にかかっていて。

シンプルに、心動く方へ向かう。

難しいかもしれないけど、
これ作ったの!今度これやりたいの!
と話すお母さんの、目のキラキラさとかエネルギッシュさとか、
見守るお父さんの穏やかな温かさとか、
姿勢と佇まいで、ああ、そういうことだ、と思いました。

そうありたい。そういう風に生き長らえたい。

来年も行く。
つぎはお父さんとも写真撮るし、お昼から行って一緒にお酒呑むんだ。

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■菊池民泊旅:http://kikuchi.love/
※回し者ではありません。笑

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