最果て
いつからか、"救う、教える、優しい、治療、完治、予防"という言葉が嫌いになった。
精神を病んで何か別者になった後の人間のことも、全肯定したいから。誰かのためと思ってとった行動は、自分のためでもあるから。人の意思でコントロールできる物事は意外と少ないから。変えられない物はあるから。
自分は万能ではない。優しい嘘をつきたくない。諦めること、手放すこと、逃げることは、諦めないことと同じかそれ以上に価値あると信じる。諦めた先にも何かはあって、諦めた先でまた生きていけるから。そうやって現に生きているから。最果てに、もう一人の自分が今の自分を待ってる気がするから。
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