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起業家のたまごが綴る。8か月の学びと反省~RIS事業立ち上げ編~

前回のnoteでは学びと反省~ハチドリ期間編~をお伝えしました。

前回から少し間が空いてしまいましたが、今回はハチドリ電力の修行を終え、同期3人1組で新しい事業を立ち上げるRISEプログラムでの5か月間の学びと反省をお伝えしようと思います。

最後までご覧いただけますと幸いです。

ソーシャルコンセプト

1)二次情報を鵜呑みにしすぎない。

2)ソーシャルターゲットに会えないことは常々怪しい。「そんな人いないんじゃないか問題」

3)考えた対策が本当に原因解決につながっているのか、「なぜ」その対策を打つのか「なぜ」を突き詰める。

4)なぜ?を5回自分に問う。

5)素直に1つの原因に対して1つ対策を打つ。

6)対策はアイデアベースではダメ。

7)ビジョンは現状の裏返しでなく、その先の対象者にとっての幸せ・理想の未来を描く。

8)ソーシャルターゲットに対するインパクトはあるのか?ソーシャルインパクトに対する確信があるのか。

9)ソーシャルインパクトをどうやって測るのか・測れるのかが大切。

ビジネスモデル

1)ビジネスモデルを考えるときに:who(誰に)what(どんな価値を)how(どうやって届けるか)という観点で考える。

2)HOWの方法をブレストする段階で「誰がお金を払うんだろう?」「どうやって収支が立つんだろう?」をセットで考える。「こりゃお金の出所が無理そうだぞ?」ってなったら、また別のHOWや方法を考える。

3)収支はビジネスモデルを書く上で必ずセットで考える。

4)「具体的な景色で考える」案は値段・コストとセットで考える。

5)できることリストをバーッと詰め込んだようなものはモデルにならない。みんなのいいとこどりはプランにならないから、決断しないといけない。

6)利益を生み出す仕組みを実現できるかどうか。

7)既存論や現実論で考えない。

8)ビジネスリテラシーが著しく低く、インプットが足りない。いろんなビジネスモデルをインプットして自分の事業のアイデアとして落とす。

9)使える事業モデルのインプット、企画のインプットが大事。アイデアの無いところからは何も始まらない。

10)角度高いアイデアを出すにはインプットが大事。

サービス内容

1)なぜ今あるサービスではダメなのか?差別化を明確に。

2)今ないもの、今うまくいっていない原因をクリアにするから意味がある。

3)サービスの存在価値を高めなくてはいけない。商品の価値=顧客の喜び

4)ヒアリングでみえてきたエッセンスが大切。そこを丁寧に拾って丁寧につめていく。

5)コアバリューは1つ。あれもこれもと詰め込まない。

6)ユーザーが当事者が、素直にもとめているものは何か。ユーザーが素直にお金払ってやりたいことは何?

7)「自分だったらそのサービス利用したいか?」「自分がお客さんだったら?」常に登場人物になって考える、期待感ではなくてシビアにみる。

8)ユーザーの感覚を詰めて考える。

9)自分が利用したいと心から思うものを作る。

10)ユーザーマインドが弱いとダメ。

11)「具体的な景色」「最終イメージ」で考える。具体化で議論する(コスト・サービスイメージ)
→こういう人のためにこのサービスをやる・この人に来てもらえるようになるには、どんな内容が必要かな?など…

組織マネジメント

1)リーダーがチームを持った時にやらなきゃならないことはエンパワーメント。基本エンパワーメントしていく姿勢が大切。その人の強いところをみつけて伸ばしてあげる。

2)それぞれの強いところをどうやってチームに生かしていけるか、この分野は誰が強いとか。エンパワーメントの考え方ができていないのは、事業推進における大きな課題。

3)チームで共通認識をそろえる時間をとる。

4)情報共有を忘れずにする。情報格差がもとになって意見の相違が起きるのは良くない(情報がそろったうえで意見が違うのは全然OK)最低でもその日のうちにヒアリング・調査したことを共有する。

5)個人として変えなきゃいけないことと、チームとして変えなきゃいけないこと、考え方ではなくて具体的に行動でどうすればいいのかを考えて、新しいやり方のトライをする。精神論だけではNG。ただストレスかかるだけ。

6)環境や周りのせいにしない。自分が変わることで、周りも変わる。自分が周りを変えるくらいに動く・変わる。

話す・書く・伝えるスキル

1)チラシ・コピー:受け手によってイメージが変わってしまうキャッチコピーはNG。ターゲットに誤解を与えずに届けられる言葉に変える

2)チラシ・コピー:ターゲットが課題に感じること、心に思っているものが書かれているか。

3)チラシ・コピー:私たちが伝えたいことやターゲットに望むことをチラシに盛り込むのではなく「ターゲットの人たちが求めていること、マインド」これが表現できているかどうかが大切。

4)話す・書くときMECEを意識する。

5)自分の話したいことは端的にスピーディーに話す。

6)相手がすでに理解できているところは短く、相手に伝わりきれてないところは詳しく話す。

7)自分がしっくりくる言葉がでるまで話し続けない。自分の為に話すのではなくて、相手のために話す。

8)具体的に話す癖をつける。例を出して話すことで、最初から具体的なイメージやアイデアが共有できるようにする。

9)伝える力をもっとあげる。

10)相手に話さなくても、プレゼンしなくても、するつもりで思考をつめる。

意思決定

1)意志決定するときは懸念事項も考える。出てきた懸念事項はしっかり潰す。

2)データを活用することで意思決定の質が上がる(根拠になる)

3)これが正解だと決めるのも時には大事。これが正解なんだと思うから頑張れるし、頑張りきれる。

4)正解探しをしない。とにかくやってみないと分からない。「やってみる」を大切にする。

5)正解探しをしない=妥協 ではない。

6)悩んでめちゃめちゃ時間かけて決めたこと・決断したこと・すること=正解ではない。

7)「決める、決めきる」という決断をすることの大切さ。そして進む。

8)議論では分からない、決めで動いてやってみる。そうすることで初めてわかるギャップに気づける。

立ち上げ時に大切なエッセンス・考え方など

1)概念で物を語らない。実態で物事を考える。

2)概念と実態の違いをどんどん学びに行く。

3)考えてばかりはやめて動く。動くから分かるノウハウがある。

4)考えている段階での苦悶の時間に成長はない。

5)考えている時間はクソ。結局考えていることってなにも意味がなかった。

6)行動への進みが遅すぎた。

7)一旦やってみないと分からないから、悩み癖をつけない。

8)常に前向きに。

9)細かいテクニカルな事など、動くから分かるノウハウがある。動きながらどんどん学ぶ。

10)try&errorのサイクルをグングン回す。

11)柔軟性を持つ。可能性を探す。何かやるときにいろんな選択肢を持つ。

12)置きにも整えにもいかない。既存論や現実論で考えない。

13)少しでも違和感があったら、第3者の目線をいれる。そのプロセスをとばさない。

14)何かをやるときには成功の定義を決めてスタートする。何をもってこれは成功なのか?どんなに小さい施策でもこれが大事。フレームワークを決める。

15)1日後にはフィードバックの答えを出せるようにする。

16)とにかく「スピード・スピード・スピード」

17)一人になったとき自分のスピードが事業のスピードになる。

18)コスト感覚・キャッシュフローで経営する意識・危機感を常に持つ。

19)1つ1つやった施策に対して、丁寧なレビューをするようにする。施策をやりっぱなしにせず振り返りをきちんとする。

20)見えたファクトをチームでそろえる。その見えたファクト・課題に対して、「どう変化できるか?」と前向きな姿勢を持てるかが大事。「変化」を恐れない心を持つ。見えたファクトから逃げない。

21)数字をもとにファクトを見る癖をつける!

22)「これだからうまくいかない」じゃなくて、「どうしたらうまくいくのか」を考える。ロジックでできない理由を並べない。

23)アイデアをロジックで考えない。

24)起業家として興味関心の意識は広く持っていくことが大切。他事業ではあるけど「こういうのいいな」とインプットすることで、自分の事業や次の事業に繋がる。

25)行動したら違和感が出る、その違和感に対して行動で解決する。行動せずにこなしにかかってしまうともったいない。

26)違和感を感じて戻るのではなく、違和感に対して進む

27)ある一つのことを考えるときにその1つの観点しか考えていないと、単なるジャストアイデアという域を越えられない。

28)小手先のアイデアで済ませようとしない。違和感はチャンス。違和感に対してアイデアを出していく。出た課題をどんどん潰していく。

29)失敗から学ぶことはとても大きい。自信は成功からしか生まれない。

30)結論を出す癖をつける。

31)すぐにアイデアを出そうとすることが大切。

32)数値目標は「いつまでに」というスケジュール感とセットで考える。

33)仮説を巡らせ勝負所を絞り、1つずつやりきる。


以上です!いかがだったでしょうか?

RISEで新規事業の立ち上げに奮闘した5か月間は苦しくも、学び多い日々でした。事業を立ち上げることができなかった数々の反省は、このnoteにしっかりとしたためたつもりです。

RISE期間で自分の一番の反省は
「正解探しをしまくったこと」
だと思います。

考えれば考えるほど正解に近づけるような気がしていました。でも、大切なのはどれも正解ではない、限られた情報しかない選択肢の中から、「これでいく」と決めて行動すること、そして考えうるリスクに備える準備をすることだったと思います。

自分が納得するまで永遠と考えるのはやめて、決めて行動に移す癖付けを残り3か月間はしていきたいと思います。

さて、インドの新規事業の立ち上げに参加することが決まり、12月からそちらで修行しながら、新規事業の黒字化に向けて日々進んでいる私の近況も、近日noteにてご報告できればと思います。
ご興味がある方はぜひのぞいてみてください。

Shiori







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