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【サッカー】みんなの居場所

クラブ内での居場所を求める行為

今までゴール裏に集うサポーターが理解できなかった。彼らはスタジアムへサッカー観戦でなく声を出しに来てるだけだと。しかし、「嫌われる勇気」を読みアドラー心理学に少し触れてから見方が変わり、彼らにとってスタジアムでチャントを歌うことはそのクラブにおいて居場所を求める行為ではないかと思うようになった。

人はみな、居場所を求めてさまよう

承認欲求は人間の欲求のうち4段階目にあたる。社会的欲求が満たされたのちの欲求段階であり、他者から認められたいと願う欲望である。居場所というのは「他者からそこにいていいと認められた場所」であり、居場所があるのは承認欲求を満たした状態であるといえる。

人間は承認欲求を満たすためにみな居場所を求めてさまよい、仕事に求めた人はワーカーホリックとなり、家庭に求めた人は専業主婦(夫)になる。仕事や家庭に居場所を求めず、「第三の居場所」として求めた結果が「ゴール裏」ということになる。

みんなちがって、みんないい

ここで言いたいのは「ゴール裏」の否定ではなく、「ゴール裏」の考察である。サッカー観戦がもし「応援するチームの応援」という一つの目的だけになると、単なるレジャーや暇つぶし目的の人が行きづらくなってしまう。

サッカー観戦に居場所を求める人、レジャー目的の人。様々な人がいるのは面白い。みんなちがって、みんないい。




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