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ときめきハンター

ここのところ、どうにも家で居心地の悪さを感じていた。
おかしい。

それもそのはず、重い腰を上げてようやくとりくんだ片付けまつりもひと段落し、ときめくものだけ手元に残ったはずだ。
それなのに、なぜか心が沸き立たない。

そんなことを思いながら、この連休を過ごしていてあることに気づいた。
喫茶店で壁に飾られているかわいらしい絵や置物を見て
職場の先輩からいただいたときめく柄のふきんを見て
森星さんのYouTubeアカウントでルームツアーを見て
あれ、わたしの周りにわたしのときめきを具現化するものが足りていない!

わたしは確かに多くのお役目終了となってモノを手放しに手放したのだが、その過程で埋もれていた自分の「ときめき」について、なんだかおろそかになっていたようだ。
手放したらそれで終了と思っていた。
違う。わたしは掘り起こした自分のときめきをもっと労らなくてはいけなかったのだ。


ことしのお正月、わたしはミニマリストになろうと決意していた。
ことしの目標リストにもしっかりと書いてある。
そのため服も生活も、いろんなことをシンプルにするよう努めてきた。
心がけというものは大きいもので、本当に暮らしはシンプルになってきた。
それで向上した部分はとてもたくさんある。
ところが、そうではない部分もここにきて見えて来た。

ふさふさとした植物や咲き乱れる花たち
ひらひらとしたスカートやワンピース
イギリスアンティークな雰囲気の食器
キラキラ光るサンキャッチャー
心がときめるルームウェアやインナー

そうした小さくてわたしに幸福をたくさん与えてくれるアイテム、それをわたしは欲している。

そんな訳で、ことしの目標としていた”ミニマリスト”は捨てます!
シンプルでよい部分はもちろんそのままに、でも我慢してまで削ぎ落とす必要はない。新たな目標”ときめきハンター”を目指して、あすからまた切磋琢磨することをここに誓います。


2020.9.22   shiori


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