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おうち時間で気づいたこと

おうち時間、みなさんいかがお過ごしですか。
わたしはもともと家にいることが大好きな人間なので、あまり代わり映えしないのだけど
必要最低限の買い出しと散歩のほかは外出が基本的にはできない今、さすがのわたしもちょっぴり制約を感じている。

とはいえ、わたしにとっては産物の方が大きいかもしれない。

わたしは常に色んなことに挑戦してみたくて、うずうずしているタイプ。
引きこもりなのに好奇心旺盛とは、なんともタチが悪い。しかも要領がよくないから、いつも頭がいっぱいだし、ばたばたと落ち着かない。

ところが現状、やりたいことのうち外出を伴うことは基本的にできない。
マスクひとつ作りたいと思っても、家にある材料でどうにかするしかない。
料理もそう。買い物に行く回数を減らそうとすると、家にある材料で何とかしようとする。
そうやって、1つ1つのことを今あるなかでなんとかしようとしていたら、結果的に本当にやりたいことが見えてきた。
さらに、外からの情報ではなく、自分の内側にも目がいくようになって、日々の心や体の変化に気づきやすくなり、色んなことを考える時間が増え、頭のなかがすっきりとしてきたのだ。

ここ一週間くらいは、少しだけ始めて放置してきた趣味のかけらたちに、再び目を向けて取り組んでみたり、自分の心に寄り添って考えを巡らせながら散歩してみたり。目線の変化は少しずつ、わたしの生活に変化をもたらしている。その効果なのか、夜眠るときに「今日も何だか楽しかったな」と思うことが多くなった気がする。

もちろん、日々の生活に不安はいっぱい。
スーパーに行くと、色んなものが品薄になっていて、レジにはビニールがぺらぺらと垂れ下がり、店員さんは手袋をはめて対応している。誰の顔もみんなマスクに覆われて、表情はまるでわからない。
通勤の電車に乗れば、みんな声ひとつ出さず、咳すらできない緊張感がある。

一見したら絶望しかないようだけど、わたしは最近、マスクの人を見るたびに「一緒に戦っているんだ。わたしもがんばろう」と不思議な仲間意識を感じる。同じ光景でも、どの目線にいるかで感じ方は全然ちがう。
制約されていることに目を向けるんじゃなくて、今の状況だからこそできることって、実はたくさんあるんじゃないかしら。

自分の身体、そして心、自分で守っていこう。

2020.4.30  shiori


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