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「オフィスカジュアル」という難易度の高い魔物について。

オフィスとカジュアルって逆の要素じゃん…!

会社によって「どれなら、OKでどれならNGか」ってちがうし…明文化して欲しい…これならむしろスーツの方が楽だわ…!ていう魂の叫びです。マジで誰か教えて。ググってもどれが正解なんかサッパリわからない…。

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みなさん、会社にはどんな服装で行っていますか?

服装って業界や業種によってカッチリ決められているところもあれば、暗黙の了解がなんとなくあるところもありますよね。

私の話をさせていただくと、最初は制服のあるところだったので、私服は何でもOKでした。次に入った会社は、福祉系。基本的に現場の人は「カッチリした服装」とは無縁です。

わりと、作業着に近いです。動きやすい格好必須。パーカーとジーンズとスニーカーみたいな感じ。夏はポロシャツとジーンズやチノパンでしょうか。中にはジャージみたいな恰好の人もいます。

何が言いたいかというと、「オフィスカジュアル」みたいな服装とは無縁の仕事ばかりをしてきたんです。

たしかに、大学卒業してからOLを三年くらいやった友人に会うと、「社会人っぽさ」が板についてきていました。学生時代とはちがうキッチリ感、その上であえて休日っぽくしたラフな感じ…大人な余裕がかもしだされていました。おおうっ!まぶしい…!

そんな私ですが、ライター業を始めたので人生で初めて「オフィスカジュアル」なる魔物に悩まされております。

普段のオフィスにいるときはジーンズとスニーカーでまったく問題ないのですが、一回、すっごい気まずい出来事があったんですよ…!

ある日ふつうに出勤したら「あ、今日この後取材あるから」と言われました。

「え?そうなんですかー。どこですか?」と聞いたら

「品川。」

し な が わ !!

辛かった…サラリーマンだらけの街を、リュック、ジーンズ、スニーカーで歩き…「この街で私クッソ浮いている…!」という気分を存分に味わい、辿り着いたところが…これまた、わりとお固い企業で…。

取材先の方々が全員スーツだったんですね…。ああ、申し訳ない…。

上司もいつもはパーカーとかなのにこの日だけちゃんとジャケット着ていました。抜け駆けだ…教えてよ…!

受付があって、ちゃんとした応接間みたいなところに通されて、コンコンとドアノックされて「失礼します」とお茶を出してくれるような…上座、下座を意識しているんだろうな…名刺交換てこれでいいんか?みたいな場面…。

応接間で、取材対象者の方、取材者を紹介してくださった方、上司、私の4人でしたが、私以外全員スーツかジャケット着用でした。下っ端なのに一番偉そうだし…。

さすがに「これ、失礼すぎない???」と気になりました。

まあ、取材先も福祉業界なだったこと、うちの上司の知り合いが間に入って紹介してくれていたこともあって「絶対無理」な状況ではなかったですけど、肩身の狭い思いをしました…。

この日から「急に取材と言われてもいいように、ジーンズとリュックはやめよう」というのをマイルールにしました。(スニーカーは履く。)

そこから私のオフィスカジュアルとの奮闘が始まったわけです。最初はオフィスカジュアルがわからなすぎて、ググりました。でも、わからない。ピンと来ない。助けてユニクロさん!

で、きれいめに寄せすぎたら「お固い企業だと思われたくないから、そこまでキッチリしないでいいんだよ」と言われました。…えぇー…難しすぎません?

オフィスカジュアルって、何でもOKなように見えて、逆に「固すぎるのは場の雰囲気的にNG」だったりするんです。自由な社風っぽくないですからね。

今回、私は「カジュアルすぎてやらかした」例ですが、これはカジュアルな服がダメというわけではありません。もし、福祉系の現場であれば、スーツにストッキング、パンプスで来たら「あなた、働く気あるの?」と白い目で見られることもあります。要はTPOに合っているか、です。

私は自分の福祉業界での常識を、ライターになってもまったく変えなかったのが問題だったなと思っています。

服装は、自己表現の要素もありますが、やっぱり社会性も問われます。仕事の場合は、個人の服装が「どんな会社なのか」を伝える広告になることだってあり得ます。誰かと一緒に行動するときに、場にそぐわない格好をしていると相手の評判を落とす可能性もあります。

…いや、繰り返しになるけど、むずかしすぎでしょ。

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