2023/05/29 日記

深夜3時半くらいに目が覚めて、そのままダラダラ携帯見てシャワー浴びたり、彼氏にお弁当作って見送って、ダラダラしてた。

眠れないのは生理前あるあるだからもういい。
仕方ない。
生理でどれだけ不快な思いをして、心身ともに支障をきたしたり、サウナ行きたかったけど生理くるかも…って我慢したり、閉経するまでこんな事しないといけないのかと思うと、悲しくなってくるね。

この前、君の名前で僕を呼んで、という映画を観た。
夏の間の同性愛を描いた作品。

失恋を体験した息子に父親が語った内容が凄くよかった。

今は何も感じたくないだろう
2度と感じたくないかも
それにこういう話をしたいのは私とではないだろうが

お前は確かな何かを感じた
お前たちは美しい友情を得た
友情以上かもしれない
うらやましく思う

多くの親は早く終わらせたいと願い
息子が冷静になることを祈る
私はそういう親ではない

人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り
30歳までにすり減ってしまう
新たな相手に与えるものが失われる
だが何も感じないこと
感情を無視することは
あまりに惜しい

〜中略〜

お前の人生はお前のものだが
忘れるな
心も体も一度しか手にできない
そして知らぬうちに心は衰える
肉体については誰も見つめてはくれず
近づきもしなくなる
感じた喜びも忘れずに

映画 君の名前で僕を呼んで


このセリフが本当に良過ぎた。
このセリフだけで、この映画の印象が変わった。

歳を重ねる事は悪いことじゃない。
昔に比べて、色々な経験を積んで人の痛みは分かっきてたつもりだった。

でも、自分の痛みはどうだったんだろう。
私は耐える事のみで、痛みに向き合ったりしてこなかったかもしれない。
痛みを笑って見ないふりしたり、鈍感な自分になったふりをして、いつの間にか本当に鈍感になってしまった気がする。

今は悲しい時は悲しい、と言えるけど、つい最近までそうじゃなかった。

悲しい、と言うとそんな事で?と言われたり、鼻で笑われたり、頑張ってるけど結果が着いて来なくて、どうしたらいいか分かりません、と上司に言った時、『それを考えるのがあなたの仕事じゃないの?』と冷たい声で言われた時。
職場のストックで泣いて、何事も無かったかのように仕事をして、帰り道で号泣した時。

うつ状態でどん底になって、毎日明日が来ることに怯えていた時。

私が初めて自分の痛みを直視したのは、うつ状態になった時だと思う。

うつ状態になったのは、思い返せば前の職場でのストレスや慢性的な寝不足を騙し騙し過ごしてきて、それが急に自分の身に降ってきたからだと思う。

それからなんとか立て直したけど、私が痛みについて学んだのは耐える事のみで、戦う事、解決する事は学んでいないと思う。
だって耐えてたから。
私が我慢すればその場は丸く収まると思ってたから。

でもそうじゃなかった。そうかもしれないけど、自分の事を大事にしてあげないと、単純に可哀想だ。

もっと早くに、辛い時は辛いって、伝えられる環境や上司、私に勇気があったら変わっていたかもしれない。


今見ているアニメもそうだ。
スキップとローファーの主人公、みつみちゃんは素直で真っ直ぐで、問題に直面したりモヤモヤする事があると、なぜそうなったか?を頭の中でぐるぐる考える。

『心配したのも、よくないと思ったのも本当。
だけど、言いたいことだったかというと、しっくり来ないのはなんでだろう』

自分の中のモヤモヤを直視して、紐解いて、本質を見つけ出す。

私は耐えることばかりで、これが苦手だと気付いた。

言いたいことを言っているつもりでも、頭の回転が遅いので後から本質に気付いたり、つい言い過ぎたり、伝えることを諦めたり。

そうやって、どれだけ自分にも周りにも迷惑をかけて、傷をつけてきたんだと考えると、自分の不器用さと逃げ癖が憎くなってくる。

自分の尊厳は自分でしっかり守ろう。

君の名前で僕を呼んで、のセリフを思い出して、うつ状態だった時の自分、前の職場での自分や今まで邪険に扱われた時のことを思い出して、労わってあげたいなと思った。


だからさっきレッドブル飲んじゃったー!!!
なんか昨日からずっと飲みたくてさあ!
美味しかった!!!

過去の自分も、今の自分も、頑張ったな。

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