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【読書】「書く仕事がしたい」佐藤友美

おはようございます。規律です。

noteを再開して半月ほどが経ちました。
たかが半月、されど半月。

インプット過多な私が、過ぎていく日々の中に心を意識的に開いてネタとなる引っ掛かりを探す視点が根付いてきたことを感じます。

劇的に変わったのは子供の公園のお付き合い中。
これまではvoicyを聞きながら、別方向に走っていく兄弟たちを目で追いながら過ごしていました。

それが目の端で子供達を追いかけながらもGoogle Keepにネタをメモしながら、過ごすことも増えてきました。
(次男はブランコ好きなので、「押してー」と言われるとメモの手が止まるの。だからブランコのない公園を選ぶようにw 次男よごめんね)

それくらいすぐに影響されて行動したくなる私。
ライターに関連する情報を調べる中で、年末年始に読む本として表題の本を準備しておきました。

前提として私はライターを目指しているわけではないですが
ライティングする機会って意外とあるんです。

  • 商品や技術の魅力を伝えてお客様や協業仲間を探す

  • 物品の必要性を解いて上司に決裁を了解してもらう

  • 自分の意見を投稿して仲間と繋がる(このnote!)

そして「話す」or「書く」なら圧倒的に「書く」のが得意。
認知特性からみた6つのパターンでは「言語抽象タイプ」.。


せっかくだし得意なことを伸ばせる行動につながるヒントがあるかもという視点で読んでみました。

ライターさんへの愛を感じる本

始めは「ライティングの技術に関する本かなー」くらいで読み始めたので内容を読んでみてびっくり。
しがない1noteライターの私にとってもとても勇気づけられるものでした。

ところで、私は自分のライター講座の一番のゴールを「病まずに一生書き続ける技術を身につける」ことに置いています。

「書く仕事がしたい」P259

編集がライターよりも立場が上だと思っている編集者は全員駆逐していい。
そして、ライターは編集者よりも立場が下だと思っているライターのその意識を駆逐してください。

「書く仕事がしたい」P233

disコメントへの対応なども場合分けしながら、
ライター自身の成長に必要な指摘は謙虚に受け止めて、
そうでないなら自分の心を守ることを大切にせよというメッセージ。

これってライターだけに当てはまることではないですよね。
全ての職業において、「心身の健康>>仕事」という優先順位は揺らがない。こんな風に愛をもって仕事観を後進に伝えてくださる著者の愛が刺さりました。

無理に「いいね」をもらいに行こうとしなくてよい


noteを再開したものの、アウトプットに腰が重い私。
理由はいくつかありますが大きいものとしてこんな理由があるかなと思います。

  • コンテンツとして面白くなければならない

実態はnote村の端っこに生息しているワーキングマザーなのに、note村村長のようなプライドを持っている滑稽さ。
恥ずかしいー!

これについても著者のさとゆみさんは勇気のあるお言葉を書いてくださっていました。

②の「わかりやすい」ことまでクリアできれば、ライターとして十分生きていけます

「書く仕事がしたい」P65

最後に③「面白い」のレベルがあります。「面白い」の定義は難しいのですが、例えば読者の心を揺さぶることができる文章が、それにあたるでしょうか。このレベルの文章は、私も年間何回書けるかな、というレベルです。

「書く仕事がしたい」P65


そうなんだ! 私は「わかりやすさ」ということを飛ばして「面白い」のレベルを目指そうとしていた。
それは技術的にハードルが高いので、まずはわかりやすく自分が考えていることを書いていこう。

相場感

「面白さ」は二の次というメッセージに勇気づけられた私ですが、
でもどうせ書くなら沢山の人に読んでもらいたい。
そこで参考になったのが「相場感」という言葉です。

同じ商品を紹介するのでも、読者が「高値の花」だと思っているのか、「少し背伸び」なのか、「ちょうどいいくらい」なのか、「安い」と感じるのか。その、読者の感覚をもって書けることを、相場感があると言います。

「書く仕事がしたい」P151

本では紹介したい商品があってその値段の話をしています。
私自身の生活の中に転用するとこんな感じでしょうか。

  • 他社に協業を打診するとき。彼らから見た我々の技術は適用先が明確なのか、不明確なのか、今すぐ使いたいのか、将来のポートフォリオを広げるための情報収集なのか。他社が我々をどう見ているかを把握して情報提供をする。

  • note記事を書く時に、想定している読者層が当たり前と思っていることなのか、意外と感じることなのか、行動のヒントにしたいのか、エンタメとして楽しみたいのか。読者が私の記事をどんな目的で読んでいるのかを把握して書く。

どんな場でもみんなの輪の中心になる人っていますよね。
そういう人は著者が言う相場感が著しく長けている人だと思うんですよ。
その場に集まった人が聞きたいことを察知して行動にフィードバックすることができる人。

私はその場での瞬発力はないけど、noteのような記事がたまっていくメディアであれば、時間をかけて共感してくれる仲間を集める場として成長させていくことができるかも!?

書くことを始めたい人、実際に書いているけど迷子の人、ライターという職業に興味がある人などにおすすめの本です。
私もnote再開してすぐにこの本に出会うことができて良かったです。

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