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絶版本を新刊で手に入れる方法(あるいは丸善ジュンク堂の戦略的活用について)

読みたい本をAmazonで探したら品切れになっている、近くの本屋にも売っていない…そんなことってありませんか?欲しい本が絶版になっていた時に新刊で手に入れられる方法について紹介したいと思います。

僕自身現代文学が好きで現代文学の文庫本や単行本を集めているのだけれど、芥川賞受賞作品であっても十年以上前のものであれば絶版になっていることもちらほらある。なおさら、三島由紀夫賞など芥川賞よりも知名度が劣る賞であれば受賞作品であっても絶版になっていることが多い。なので、絶版本をいかにして探すかについては結構考えてきた。

本屋でバイトしていた経験から言うと、十年前に出版された本であれば結構絶版になっていることが多い。読みたいだけなら図書館で借りればいい。けれども、中には手元に置いておきたい本や本棚に並べたい本もある。そんな場合には買うしかないのだけれど、絶版本をどうやったら手に入れることができるのだろうか?

古本であればブックオフに行けば割とあったりする。ブックオフになければ古本屋をハシゴしまくれば出会うことができる。けれど新刊で手に入れたい場合には難易度が跳ね上がる。条件付きではあるが、絶版本を新刊で手に入れやすくなる方法があるので紹介したい。それは、丸善ジュンク堂書店の戦略的活用だ。

出版社で品切れになって間もない場合であれば、丸善やジュンク堂をフル活用すれば、最近絶版になった本を手に入れることができる。他の書店に比べて圧倒的な在庫量を持つジュンク堂ならではの方法だ。

出版社に在庫がなくても、全国のどこかのジュンク堂に在庫があったりする。経験上、出版社品切れ重版未定であっても、間もない場合では全国のどこかのジュンク堂には在庫があったりすることが多い。僕自身の経験では、首都圏から離れた沖縄とか鹿児島などのジュンク堂や丸善に在庫が残っていることが多かった。

けれど、現地まで行かなければならないのではと心配になる人もいるだろう。そこは安心して欲しい。現地の最寄りのジュンク堂や出版社に在庫がなくても、どこかのジュンク堂に在庫があればその店から取り寄せて最寄りのジュンク堂で書籍を受け取ることができる。

しかし、全国のジュンク堂や丸善に在庫がなければ、新刊で手に入れることが可能な確率はほぼゼロになる。その場合は電子版を買うか、復刊ドットコムでお願いして復刊されるのを待つしかないだろう。

僕自身、出版社品切れの現代文学の本を探すときはまず、honto(ジュンク堂のサイト)で全国のジュンク堂や丸善に在庫が残っていないかどう確認して、取り寄せしていた。この方法で、出版社に注文できない絶版本を数十冊購入することができた。

品切れ本を新刊でお探しの方は、まずジュンク堂のサイトで在庫をチェックするのがオススメです。

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