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授業料・下宿代(無料記事です)

私はシングルマザーなので、大学6年間で、授業料とか下宿代が払えなくなったら、どうしようかと、子どもが高校1年生の4月に悶々と考えていました。

心配した理由は、私が病気になった時、遠方の大学へ進学させて、授業料や下宿代が払えず、大学中退して帰ってこなければならない状況を子どもにさせてはいけないと、強く思いました。

東大・京大で数学者になる夢をかなえるには、下宿代が必須です。6年間です。授業料は、減免措置や一部免除が使えると思いました。しかし、下宿代だけは、待ってくれません。日本学生支援機構の奨学金で、下宿代は賄えるとは思いましたが、結局借金です。また、数学者になるには、アメリカへ留学など、30歳近くまで、収入はないとお聞きしていました。

それなら、旧帝大の医学科へ進学の方が、国家資格もとれ、医学生への手厚い修学資金貸与制度もあるので、子どもも納得の上、家からなんとか通える旧帝大医学科を志望校としました。また、子どもの中高一貫校の先輩も進学していて、色々教えていただけるのではないか(アウェーでない学校)とも思いました。

医学生への修学資金

修学資金の内容は、当時、授業料免除と年間120万~180万の資金の貸与でした。

資金について、色々調べて、貸与してくれる行政へ直接聞きに行きました。

① 修学資金を貸与された場合、行政と大学の条件をクリアするにあたり、医師になってから、海外留学した場合、貸与から返済義務が生じるのか❔

👉 海外留学の時期だけ猶予期間とするので、返済義務は生じない

② 万が一子どもが留年した場合、6年で卒業できなかった場合は、どうなるのか❔

👉 留年が決まった段階で、返済義務が生じます。それに貸与された金額に貸与開始日から、利息が発生します。

(※ 今はいろいろ改正されているので、各自治体にご確認ください。)

家のマネープランに応じて、一度、貸与してくださる自治体に問い合わせて、情報を得る事は必要だと思いました。

これで、子どもは、私に何があっても、大学6年間の授業料と下宿代は安泰だと思いました。

私も、下宿代などは貯金していたので、その資金は、国家資格の勉強など、大学が忙しくなり、アルバイトできなくなった時に使える資金にもできるとも思いました。

よし!!これで、我が家が、最悪の場合になったとき、子どもの大学生活マネープランは安心安全なものになりました。

結果、何事もなく、修学資金のお世話にならず、子どもは医師になりました。大学4年からは、念願の下宿生活も始めました。

余談ですが、国公立大学の授業料減免制度についてお知らせします。授業料減免制度は、工学部・教育学部など、すべての学部から申し込みをするそうです。しかし学部枠で、人数が決められていて、やはり国公立大学に進学するのは、親の年収で、目指す学生が多いため、親の年収がかなり低くないと、制度は使えないとききました。しかしです。医学科は比較的裕福なご家庭が進学されることもあり、減免制度を申請する学生は少ないため、比較的申請すれば、授業料減免になりやすいと、子どもさんが、国立大学工学部へ進学されたシングルママAさんから教えてもらいました。

あと、奨学金は給付型もあるようですが、貸与型の場合でも、学会発表で、賞をもらうと、奨学金免除になったとシングルママAさんから教えてもらいました。結果、シングルママAさんの子どもさんは、工学部と大学院の奨学金は、子どもさんが、賞を頂いたことにより、返還義務免除になったそうです。

私の拙いマネープランでした。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

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