高校2年生
中学時代のお友達が大学生だとか専門学生になる19歳になる春、ボクは2歩遅れて高校2年生になる。
去年、多くの不安だとかを持ちながらも明るい気持ちで入学した現在通っている通信制高校で、どうにか2年生になる事が出来た。
体育には出られないけれど、それでも単位をくれると言うこの学校のおかげで、どうにか高校生活を送れている。
ボクの飛び降り後、父親が「高校なんて行かなくても」と言っていた事があった。その言葉は15歳のボクが一番欲しかった言葉で、17歳のボクが一番怖かった言葉だ。
15歳のボクであれば、手放しで喜んだであろう。でも、17歳のボクは、あの時程のスペックを自分が持ちえない事を理解していた。足も悪く、走る事も、跳ねる事も出来ない。それでいて、学歴と言う信頼もない。それでほスタートラインにすら立てないと思ってしまったのだ。父親の言葉はボクを心配しての言葉だったとは十分理解している。それでも、ボクは高校に通いたいと思ったのだった。
高校生活2年目に差し掛かる今、その選択は 間違いでなかったと思う。
知らない事を知る事も、生徒会の活動も、お友達との遊びも、楽しくて充実している。
生徒会では、今年副会長の座を任されている。通信制高校だから全日制と比べて活動時間は少ないが自由なのもあって色々な事が出来て、生徒会活動のおかげですごく楽しい学校生活を送れている。そんな生徒会で知り合ったお友達とは学校外でも遊びに誘ってもらったり、此方から誘ったりと他人との交流が少ない通信制高校で、かけがえのないお友達とも出会えた。
学校に、高校に通うと決めて本当に良かったと思っている。
今年も1年、楽しんで人より少し遅れた高校生活を頑張っていこうと思う。