8/23〜9/6 処暑のお菓子『青ふくべ』
提供:店での提供は休みます
菓銘: #青ふくべ
青柚子求肥 | 白こし餡
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ふくらみはじめた瓢箪(ひょうたん、和名はふくべ、ひさご)の実を青柚子の皮を練り混ぜた求肥でおつくりしました。中はあっさりとした白こし餡です。
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瓢箪は縄文時代から生活の中にあったものだそうで、加工されて器や柄杓、徳利や楽器に、干したものは巻き寿司などに入っている干瓢にもなる大変実用的なもの。かつては棚に蔓を這わせて今で言うゴーヤのグリーンカーテンのように涼をとるためにも使われていたそう。生い茂る葉の中にこの愛らしい姿が現れるのをいつか間近で見てみたいものです。
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繁殖力の強さから子孫繁栄、六つの瓢箪で無病(=六瓢)息災を意味するなど縁起物としても親しまれています。厳しい状況が続きますが、どうぞ健やかにお過ごしください。
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◎季節の一句
『新涼や古き手紙に風通す』
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風や水の音、空のようす、四辺の空気感にたまたま涼気を覚える新涼である。暑さで手一杯だった心に、かすかな秋の気配が遠い人懐かしさを連れてくる。
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作: 志田 円/福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人
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