7/7〜21 小暑のお菓子 #木槿 -むくげ-
提供: 7/7〜21
菓銘: #木槿 -むくげ-
薯蕷練切(山の芋使用) | 赤こし餡
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梅雨の間から盛夏にかけて茶席でも飾られる「木槿」の花を薯蕷練切でおつくりしました。中は小豆のこし餡です。
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さまざまな色合いのものがありますが、底紅系といわれる一重の白い花に中心が濃い赤の花は千利休の孫であり茶道三千家の祖である千宗旦が好んだとされ、「宗旦木槿」という品種があります。また、「祇園守」という八重咲きの系統は京都の八坂神社の御神紋を思わせる花で、ちょうど祇園祭の頃に咲きます。
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ハイビスカスや芙蓉にもよく似ている夏らしいお花です。町中でも今あちこちで見かけます。探してみてくださいね。
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◎季節の一句
『目交い(まなかい)に降り降り続く凌霄花(のうぜんか)』
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凌霄花はノウゼンカズラ科の蔓性落花低木で、夏、枝先いっぱいに橙黄色(とうこうしょく)の喇叭(らっぱ)形をした花が咲く。過ぎゆく夏の風に揺れて、慰めるように花が降り続く。
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作: 志田 円/福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人
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#二十四節気 #小暑
#俳句 #志田円 #自鳴鐘 #凌霄花
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