5/12〜20 創作菓子『雨あがる』
提供: 2022/5/12〜20
菓銘: #雨あがる
ういろう | 黄味餡
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空に虹がかかるのは雨があがり太陽が戻ってきたとき。虹を描く大気中の水分と陽光をかすかに散らした金銀の箔で表し、青と紫の二色の虹を架けて「雨あがる」と銘をつけました。十二日は難病のME/CFSと併発しやすい線維筋痛症の啓発デー。それぞれのシンボルカラーを用いて病への理解と治療法の早期発見を願います。
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新型コロナウイルス感染症の後遺症が長引く中で罹患が疑われることがあるME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)。健康な人がある日突然全身の激しい倦怠感に襲われ、休んでも抜けない極度の疲労感とともにさまざまな肉体的・精神的な症状が続いて普通の生活が送れなくなる病です。
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脳の神経に炎症が起きていることがわかっていますが、見た目でわからず周囲には怠けていると責められたり、ご本人も休養より日常を取り戻そうと無理を重ねて悪化することも。
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毎回お菓子と一緒に紹介している俳句の作者、志田円さんも十年以上この病を患い、ほぼ寝たきりの生活の中で創作を続けています。
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『 運命のふたつ無き身や虹の立つ 』
ふたつと無い運命としてこの身に難病が降り掛かってきたけれども、理解しようとして下さる方、支えて下さる方々のおかげで、世の虹の一色になり人生をおくれている喜び。
作: 志田 円 / 福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人
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一日も早く確かな治療法が見つかり患者さんの苦しみの涙が止んで晴れやかな笑顔がのぞきますように。あなたが何より心身を大事に、この先もつつがない日々を送れますように、心から願いを込めて。
もっと詳しく(初出の2021年の記事へ)↓
#mecfs #俳句 #志田円
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