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11/5〜10 立冬のお菓子「亥の子餅」

ご提供:11/5〜10
菓銘: #亥の子餅
千年以上にわたって冬のおとずれを告げてきた由緒あるお菓子、亥の子餅をおつくりしました。猪の子、うり坊を模した餅菓子です。
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亥の月(陰暦十月)、亥の日、亥の刻(21時〜23時)にこの亥の子餅を食べると無病息災を望めるという古代中国から伝わった行事食で「源氏物語」にも描かれています。のちに猪の多産にあやかり子孫繁栄や豊穣の願いも込められました。
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陰陽五行思想では亥は水に属すこと、また猪は火伏せの霊験あらたかとされる京都の愛宕神社の神使であることから、この日に炉や炬燵、火鉢を使いはじめると火難除けになるともいわれ、茶道では炉開きをしてその際にこのお菓子が供されることもあります。
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実は作り方はさまざま。七種の材料を用いたという鎌倉時代の記録に基づき、今年はその中から小豆・黒胡麻・栗・柿の四種を使いました。黒胡麻や栗は冬に衰えやすい部分を養い長寿につながるもの、柿は年初の暖冬や長引いた残暑で乾燥気味の肺を潤すものとして今年の労を和らげ来年の英気を養うお菓子に仕上げました。ひと時お楽しみいただけましたら幸いです。
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*柿はお酒の解毒にも効果があるほど冷やす作用も強いので、今回はみりんを加えて火を通しています。
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《今年のこよみ》
#立冬 は 11/8
陰暦十月はじめの #亥の日 は10/29
新暦十一月はじめの亥の日は11/10
*現在は新暦での亥の日が主に使われています
*いずれも年によって日付が変わります

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日々何気なくくりかえされる時間こそが私たちを支えている。人と人、そして自身との関係をより柔らかくすこやかに育めるよう、穏やかな時間を重ねていけたら。こよみ薬膳、中医学、和菓子、金継ぎ、ごちそうじかんetc。
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