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和菓子をどうぞ

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すこやかに、しあわせにー。今も昔も変わらぬ願いを込めてつくり味わい、伝えられてきた日本のお菓子。今この時をともに迎えられた喜びに、この先もつつがなく過ごしてゆけるよう祈りを重ねて… もっと読む
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2019年12月の記事一覧

12/16〜20 冬至のお菓子「寒牡丹」

12/16〜20 冬至のお菓子「寒牡丹」

提供: 12/16(月)〜20(金)
菓銘: #寒牡丹
22日は #冬至 。一年でもっとも夜が長くなる頃。光が乏しく冷え込む季節に咲く寒牡丹を薯蕷製の茶巾絞りでおつくりしました。中は柚子餡です。静岡のお煎茶、天竜とご一緒に。
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花の王とも呼ばれる牡丹には晩春と冬の二度咲くものがあり、冬は葉をほとんど落として小ぶりな花だけがつきます。雪囲いされて葉も茂らせているのは人の手で春と錯覚させて咲かせている

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12/2〜6 大雪のお菓子「姫椿」

12/2〜6 大雪のお菓子「姫椿」

提供:12/2(月)〜6(金)
菓銘: #姫椿
7日に大雪を迎えます。関西でも標高の高い山ではすでに冠雪し、平地でも冷え込みが厳しくなってきました。色が乏しくなる季節、雪に鮮やかに映える冬の花 山茶花(さざんか) 、別名 姫椿 を、もちっとした生地のういろうでおつくりしました。中はやさしい玉子風味の黄身餡です。鹿児島のお煎茶・知覧茶とご一緒に。
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この時期気になるのはお肌の乾燥。冷たい空っ風にさ

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