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腐ったマンゴーを壁に投げつけたい

明日1月20日に、電子書籍の発売を開始します。

山内宏泰さんの「文学とワイン」

銀座のエノテカ・ミレさんで開催してきたイベント「本の音夜話」の模様をまとめた本です。

イベントに登壇してくださったゲストの方々は、西川美和さん、田中慎弥さん、柴崎友香さん、平野啓一郎さん、堀江敏幸さん、島本理生さん、穂村弘さん、原田マハさん、小林エリカさん、角田光代さん。(ご、豪華すぎる)

紙の書籍では1冊にまとまっていますが、電子書籍はお一人お一人に分けて、毎月発行することにしました。その第1弾、西川美和さんの回からお届けします。


毎回山内さんがゲストから文学とワインのお話を引き出す本の音夜話、読者として知りたかった、聞きたかったお話が満載です。

西川美和さんは、小説でも映画でも、作品を発表されています。例えば昨年話題になった「永い言い訳」、「ゆれる」などが記憶に新しいかと。ではなぜ2つの異なる方法で作品を作られるのでしょう?そんなお話から始まり、物語の中でのワインの使われ方、細部へのこだわり、映画の撮影現場の裏話などが語られます。

私は世界をそのまま味わうことも好きですが、解説や制作秘話、作者の方の言葉などの補助線に助けてもらうことによって、もう一度その世界を深く理解する瞬間が好きなのですが、この本はまさにうってつけです。西川さんの作品も、またそれ以外の小説や作品も、新しい視点で楽しめそうです。ePubファイルを作りながら、つい読者として読み込んでしまいました。

ぜひぜひ、西川美和ファンの方、ワイン好きの方、映画好き、小説好きの方々に、読んでみていただきたいです。

ワインに詳しくなりたいけど、どうしたらいいかわからない、という方にも、ゲストの方や作品に合わせてセレクトされたワインも各回で紹介されているので、ワイン入門書としてもオススメです。読み応え、ありますよ!




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