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刻字入門 野那歩ノ吊リ橋編②

さて、看板制作を進めていきます。
右から見て、左から見て、上から見て、下から見て、近くで見て、離れて見て、「よし!」と言える書ができたら、次の工程です。

木二文字ヲ写ス

正式には、まず和紙のトレーシングペーパーを書の原稿(書稿)の上に重ね、文字の輪郭をなぞり、籠字をとります。その籠字を彫る板に空気の入らないようにピシッと糊(やまと糊など)で貼り、乾かしてから張り合わせたトレーシングペーパーもろともノミ(細かなところは彫刻刀)で彫っていきます。
今回は、この最初の籠字とりの工程をカーボン紙を使用して一気に進めていきます。
ちなみにこの先も随所で文明の力?を利用します笑
あしからず、、、

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籠字とは
書などを写す場合、中を空白にし輪郭だけを墨の線で写し取ること。また、その写し取ったもの。双鉤そうこう。籠抜き。

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朱入れからの、修正テープ、、、、随所で様々な文明の力を活用しています。上手く付き合っていきましょうw
かすれ、ハネやハライをどのように表現するかを考えながら、一字一字ゆっくり書き進めます。字間や中心にも気をつけつつ、やはりここでも時々、看板から距離をとって眺めるなど、確認しながら少しずつ進めていくと失敗が少ないです。

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まだ彫ってないものの
グッと完成形がイメージできるようになりました。
テンションも上がってきますw

次はいよいよ
今回初導入‼️文明の力を利用して彫っていきます。

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