見出し画像

刻字入門 野那歩ノ吊リ橋編③

では、昨日に引き続き、彫りの工程に進んでいきます。

木ヲ彫ル

今回は吊り橋の看板ですので、野外での耐久性も考えて、文字を凹彫りします。凹彫りといってもこれまた様々で、
・たたき彫り
・船底彫り
・浮き彫り
・菱彫り
・かまぼこ彫り
・薄肉彫り
・片切り彫り
・やげん彫り
などがあって、どの彫り方が文字や場所に合うのかをよく考えて彫っていきます。今回は船底のような薄肉のような彫りで、原稿を書く際、毛筆でちからを加えたところを特に深く彫ってみようと思います。

画像1

まずは彫刻刀(平刀)で、ゆっくりと、力をいれて輪郭に刀を入れていきます。木には繊維の向きがあるので、ここをしっかりしておくと、繊維の向きに沿って余計な部分まで削り取ってしまうようなことがありません。

個人的な注意事項としては
ここで失敗大それ力を入れるあまり、しょっちゅう、腱鞘炎やバネ指になってしまいます、、、(>_<)
時間を忘れるほど集中しすぎると、後々体に響きますので要注意です。

さて、輪郭に刀の入れ終えたら、次はいよいよメインどころを彫ります。
とにかく、はまってしまうと延々作業をしてしまうので、、、、
カラダを大切に!ということで助っ人を導入しました!!

画像2

電動彫刻刀!!PROXXONカービングプロ!!

これは優秀!なんでもっと早く購入しなかったんだろう、、、
大きな力を加えることなく、おもしろいくらいサクサク彫れます。
三角刀・丸刀・平刀の替え刃つきで今回の彫りには丸刀がぴったり!!

画像3


あえて難点といえば、、、それなりに音はします(>_<)
大工さんとまでは行かないと思いますが、、、、

新規導入した相棒と共にこの先掘り進めていきます!!
が、当面この作業が数日続くことと思われますので、刻字入門はいったんお休みして、明日からは作業を進めつつ別のテーマで投稿します。


余談

サクサク彫れることが楽しすぎて、やっぱり長時間やりつづけ、結局、体に不調をきたす、、、、、(>_<)
1日の作業時間を制限しました。。。

最近の作業着はもっぱらWORKMAN
もともと工具も好きですが、ついに服まで笑
書道らしからぬ作業のときも、登山の時もとても動きやすいうえ、機能的、最近はおしゃれなものも多い!
コスパ最高!
すっかりワークマン女子!!
実体はマンでも女子でもないけど笑


この記事が参加している募集

最後までお読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたご厚意はキッズ書道パフォーマンス育成に使わせていただきます。