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元英語嫌いの私が知らない国に移住!?@マレーシア
「海外に行く人はみんな昔から英語が好き」
「元々勇気がある人だけ」
海外好きに対してこういった印象を抱く人は多いのではないだろうか?そんな固定観念に囚われない1人の女性さんがここにいる。
「常に冷静沈着で凛とした人」
これが彼女の第一印象印象だった。その胸の内に「溢れんばかりの情熱や他者に対する温かさ」を秘めている。謙虚さゆえ、自分の魅力に気づいていないようだ。
「私、元々英語はめっちゃ苦手だったんだよね 」
現在マレーシア在住のサクラコちゃんはこう語る。昔、英語嫌いだった学生が大人になって知らない国に移住してしまった。とことん好奇心とチャレンジ精神に満ちている彼女のストーリーをのぞいてみよう。
このインタビュー記事はキャリアスクール “SHElikes” の11期海外コミュニティメンバーの取材をもとに書かれたものです。 それぞれの海外経験を通して輝き続けるメンバーを紹介します。
この記事が読者の皆さんにとって「勇気を持って一歩を踏み出すきっかけ」に繋がれば幸いです。
SHE:SHElikesの略称
シーメイト:SHElikesの受講生、卒業生の愛称
サポ隊:コミュニティサポートメンバー
サクラコちゃんのプロフィール
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【プロフィール】
沖縄出身。新卒で航空業界に就職したがコロナの影響で転職。その後、未経験のIT業界にチャレンジ。学生時代からの夢を実現させるため「海外に住みたい」と決心。現在は、転職を機にマレーシアでカスタマーサポートの仕事に従事。
海外生活を夢見る学生時代
高校卒業後、エアライン系の専門学校に進学。「私、元々英語がめっちゃ苦手で。スパルタな先生に怒られながらやってたの」と笑いながら話すサクラコちゃん。そんな中でも、海外留学を目指す周りの同級生から影響を受け「留学してみたい」と思うようになったという。1年休学して半年働いて、残りの期間は自分もカナダに留学した。この留学経験から海外に対する関心が本格的に高まっていった。
「いつか仕事で海外に住みたい」
そんな夢も描いていたという。社会人になり「そろそろワーホリでも行ってみようかな」と思っていた矢先、あの新型コロナウイルスの影響であえなく断念。
海外移住に繋がった「運命の日」
コロナ禍も落ち着き「海外に行くなら今だ!」と決意も固まってきた。しかし、今や学生ではなく立派な社会人。海外に行くための「明確な目的や綿密な情報収集」が必要に思えた。
そんな中、とある「国際交流イベント」が開催されるという情報をキャッチ。「せっかく東京にいるならいろんな人がいるだろうと思って。みんなで海外のことを話しながらランチをしようみたいなイベントだって。楽しそうじゃん!って軽い気持ちで行ってみたの 笑」
ところが、実際に行ってみると定刻に集まったのは主催者とサクラコちゃんの2人だけ。「マンツーマンでの開催は初めてです。」と言われた。そんなこんなでまさかの国際交流イベントならぬ「個別人生相談会」がスタート。「海外に行きたくても行けない」そんな悩みを素直に打ち明けたサクラコちゃんに対して主催者の女性はこんな言葉を投げかけた。
「ほんとにワーホリに行きたい人はこんな所には来てませんけどね~ 笑」
この言葉が心にグサッと刺さった。
「その時はなんか図星をつかれたって感じだったの。ひたすら情報収集してるけど、空回りというか前に進んでないって感じがして。私も動きたいけど、動いた結果これだよ!みたいな 笑」
2時間の個別相談を終え、彼女の心にやり場のない悔しさが込み上げてきた。
言霊が引き寄せた「マレーシア移住のきっかけ」
2023年の春、サクラコちゃんは依然として葛藤していた。「海外に行きたい、けど行けない」そんな中でも「海外に行きたい!」この言葉をきちんと周りに発信し続けた。
その結果、大きな転機が訪れる。サクラコちゃんの友人が「マレーシアという国に最近移住した友達」に話を繋いでくれることになった。当初、サクラコちゃん自身はマレーシアについての知識は全くなかったという。調べていくうちに治安の良さや物価の安さに惹かれていった。
「日本にずっといてワーホリ資金を貯めるよりは、海外に住みたいっていうのが大きかったから。だったら手っ取り早くそこに住んでいろいろ楽しめるし。思い切って行っちゃえ~と思って行きました! 笑」
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日本人が住みたい国「マレーシア」での生活
近年、マレーシアは日本人にとって非常に住みやすい国として注目されているようだ。筆者自身もサクラコちゃんと関わって初めて知ったことでもある。そんなマレーシアの魅力について聞いてみた。
「日系企業が多いから日本で有名な100均やスーパー、あとは日本食屋さんもあって。病院も日本語が通じるぐらい充実してるかな!」
「初めは東南アジアの治安ってどうなんだろうって思ったの。だけど調べれば調べるほどマレーシアの治安は東南アジアの中でも上位に入るほど良いと分かって。それに英語も伝わるし、何より物価が安いんだよね!」
事実、日本と同じ給料をもらっていてもマレーシアにいる方がお金も溜まりやすいという。
日本人にとって快適な環境も揃っており「半分日本にいるような感覚」という言葉に納得だ。
「だけどやっぱり最初は色々大変だった。」
移住生活の中でも様々なトラブルがあったようだ。保険適応外の海外で歯医者にかかったり、野宿の危機、人生初の食あたりも海外で経験したという。
「色々あったけどまあ大丈夫だったかな 笑」
あっけらかんと笑うサクラコちゃん。
肝が据わっている波瀾万丈な人生とはまさにこのこと。
これからマレーシアに行く人に対するアドバイスも聞いてみた。
「気をつけた方がいいのはやっぱりご飯だよね~。自分の身は自分で守るというか。日本の感覚で行ったら高い確率で食あたりになると思う。そこらへんを気をつけたら楽しいと思います~ 笑」
食あたりの実体験もあるサクラコちゃんならでは、説得力のある言葉だ。
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今の ” 私 ” に繋がる海外経験
移住先のマレーシア以外でも「シンガポール、カナダ、韓国、台湾」など幅広い海外経験を持つサクラコちゃん。海外を通じて自分自身の変化はあったのだろうか。
「やっぱり打たれ強くなるよね~。それに尽きるかな。ちょっとしたことで悩まなくなったし、何事も過度に気にしなくなったというか。許容範囲も視野も広がったしね」
英語の点数アップなど短期的な影響だけでなく、根本的な人格形成に繋がっているようだ。
SHElikesで見つけた「自分らしさ」
SHElikesに入ってもうすぐ約一年が経つという。
「人それぞれだから、本当に人と比べなくて良いと思う。」
こう話すサクラコちゃんは元々半年ほどSHEにフルコミットできていなかった、いわゆる「元幽霊シーメイトさん」だった。途中、休会も挟んだという。
「早い人は早いじゃん?3ヶ月後で業務委託とかしたり。それに比べて私なんてって落ち込んじゃう人もいるかもしれないけど。」
「私みたいに1年くらい幽霊部員しててもそこからサポ隊入ったりして。今は自分らしく頑張れているから、本当に人と比べる必要なんてないと思う。」
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夢は「日本と海外の2拠点生活」
自分らしさを貫くサクラコちゃんが目指す将来像について話してくれた。
「将来的には、日本と海外の2拠点生活が理想かな。日本とどこかの国でそれぞれ年単位の移住を繰り返しても良いし。あくまで日本をベースに仕事や旅行で色々な国を定期的に楽しむスタイルも良いな」
以前は漠然とした理想でしかなかった。最近はそのビジョンもより鮮明になってきたようだ。
「SHEに入ってほんとにいろんな人がいるなと思って。時間や場所に縛られない生き方に刺激を受けてるの。SHEがあればどこでも大丈夫だっていう安心感があるんだよね。例えば、今学んでるマーケティングとなにか他のスキルを掛け合わせるようなことも挑戦してみたい!」
そんなサクラコちゃんはどんどんビジョンに近づいている。当初の計画を前倒しして着実に夢に向かって進み続けている。
「ほんと言霊ってあると思う」
海外コミュニティイベントでのナレシェア宣言がきっかけで目標に大きく前進したという。夢を叶えたいシーメイトさんにとっては「声に出すことの大切さ」が分かる心強いエピソードではないだろうか。
今一番行きたい幸福の国 「北欧・デンマーク」
まだまだ行きたい国がたくさんある中でも「北欧・デンマーク」には特に思い入れがあるようだ。
「デンマークには2年以内には行きたいなって思ってる!来年の年末や再来年の年明けくらいかな。今勉強しているマーケティングに関係あることが学べたらなって思ってる。」
即興での質問に対しても計画性が垣間見れる回答が返って来た。彼女の中で常日頃から海外に行く具体的なイメージを膨らませているからだろう。
北欧に惹かれる理由の一つとして世界上位ランクでの「幸福感」が挙げられるようだ。さて、サクラコちゃんにとっての「幸せ」とは一体何なのだろうか?
「自分のやってみたいことを想像している時!あ~楽しい~!とか思ってる!」
まるで少女のように目を輝かせ、ピュアな笑顔を浮かべながら話してくれた。
「将来何年後までにはこうなっていたいとか計画したり想像している時間が幸せ。じっくり内省する時間を作ってくれるSHEに入ってから尚更そう思ったかも!」
「あと幸せを感じるのは、、、食べたいものを食べてる時!花より団子かも。まあその結果、海外で食あたりもしちゃうんだけどね 笑笑」
取材の最後に自分で伏線回収し、こんなオチのあるチャーミングな回答をしてくれた。実にサクラコちゃんらしいあっぱれなフィニッシュである。
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あとがき
安定した仕事を辞めて上京。さらには海外移住宣言をして半年で見知らぬ国マレーシアへの移住を果たしたサクラコちゃん。
彼女が発信する文章や言葉は常にポジティブで温かい。周囲への感謝の言葉で溢れている。
並外れた度胸で偶然の重なりやきっかけを「自らの運命を切り開くチャンス」に変えている。
元々英語嫌いだった少女が今では海外の魅力を伝える側になるなんて、人生何があるか分からない。
これから先、どれだけ歳を重ねていっても「純朴な心と軽やかな行動力」を持ち続けてほしいと筆者は願う。
どんどん素敵な女性に進化していくサクラコちゃんから今後も目が離せない。
企画・取材・執筆:シーメイト Shion
バナー制作:シーメイト AKO
インタビュイー:シーメイト サクラコ
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