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キナリ杯という最高の宴(6月5日記録)

キナリ杯、受賞者の方、おめでとうございます!!!
そして何より、岸田奈美さん、お疲れ様でした!!!
めちゃくちゃタフで、めちゃくちゃかっこいいです、ええ……。

記事の作成も、発表を待つ時間も、発表も、その後のファンタスティックなご提案も全て楽しかったです。

万が一、いや、億が一受賞できるかも、とワクワクドキドキしていた時、久々に受験のドキドキを味わえた。(受かってるかも…)って青写真描くのは、最高に楽しかった!そして、悔しかった! 本当に良い経験をさせていただき、ありがとうございました!!!深謝!!!

ちなみに私の作品はこちらです。https://note.com/shion_310/n/n4feb01d5d4d5


受賞作品を全部読んで、私の文章には何が足りないのか、受賞作品を全て読んで思ったことを踏まえて、自分なりにまとめてみることにする。

①文章を読んだ時のコンテンツの驚き・ワクワク
私があげた文章は、謂わば「ダイエット」「恋活」という、わりと良くあるテーマだった。
私自身はこの文章を「自分のために」書いたから、自分が納得する文章にはなった。しかし、文章はある程度予想通りのルートを通る文章で、そこにはサプライズ的な展開も、読ませるフックも弱かったように思う。他者から見たら自慰行為を見せつけられていたようなものかも知れない。(だから、♡をつけてくださった方にはめちゃくちゃ感謝しております。優しさをありがとうございます。つけてくださった一人ひとりにハグして回りたいです。)

受賞作品は、選んでいるテーマが面白い。テーマだけでも面白いものを筆力のある人々が書くのだからそりゃ勿論、面白い。王道なテーマを扱ったものでも、文章に勢いがあり、読者が驚く仕掛け切り口が斬新だったり、イラストや画像等を使って、読者を飽きさせない工夫をしている。「他人の目」を意識した文章になっているなぁ……と感嘆した。
自分のために書く文章は勿論あって良くて、いや、むしろ在るべきなのだけれども、これからライティング業に挑戦する気があるのなら、そこは常に意識していかなければなと痛感した。

②文章から醸し出される書き手のパーソナリティの魅力
私は、一時期痛烈にエッセイを読むのにハマって、色々な作家のエッセイを読んでいた。
特にテンポ感や切り口が好きなのは、三浦しをんさん、津村記久子さん、朝井リョウさんのエッセイである。そのお三方に共通するのは、「下から関節取る系」の文章であることだ。自虐の塩梅が非常にうまくて、読んでいて不快にならない。私は得てして、「卑屈」に走ってしまう。卑屈は大概の場合、聞いていて、気持ちの良いものではない。自虐と卑屈は違っているけれど、そこに明確な線引きがないから、難しいものである。

受賞作品で見てみると、
https://note.com/panko73/n/nab50ad68411a

https://note.com/yoppymodel/n/nf86f233a4932
も、「ちょっとカッコ悪い自分」を見せている。だけれども、カラッとしていてそれでいて、読んでいて明るい気分にさせてくれる。(ヨッピーさんに関しては、キナリ杯前から存じていて、発表前に読んで、あー、これはズルい……ってなりました。ええ。パンチのあるタイトルで釣って、そこから繰り出される展開的裏切りの数々。シンプルに上手い文章だなぁ…と思いました。)
この塩梅は書き続けていく中でチューニングしていければ良いなぁと思っている。

③noteが使い切れてない!
はい!!! これめちゃくちゃ大事!!!
YouTubeで BEATLES紹介したり、スクショした画像を文章内に埋め込みとかできない……。 

noteの存在は知っていたし、Twitter経由でいくつも記事を読んでいたけれど、書き手側に回ったことがなく、そもそもパソコン世代なのに機械に疎い(というよりSNSに疎い)私は、最初のnoteの説明読んでも、良くわからなかったし、絶望的に写真を撮るのが下手なので、トップの画像に画像を設定することすらできていなかった。(なお、これはこの記事からどうにかつけることに成功した)
他にもYouTubeのリンクもうまくいかないし、noteについてもっと良く知らなくては……と思った。

大きく言ったらこのくらいが今回得た私の反省かな……。


受賞作品全部読ませていただいて、岸田さんは文章の美しさ以上に、「最大風速の勢いが凄くて」「コンテンツとして変化球」な文章を好まれる印象だった。
だから、当然、「キナリ杯に受賞しなかったけれども紡ぐ美しい染み入る文章」や「じわじわと面白さが伝わる文章」も沢山ある。当たり前だけれど、私はこの文章の方がより好きだなというものもある。「私のお気に入り」のそういう文章を見つけるのも楽しい。

書きたいとは思うけれども、当然の如く、読むのも好きなので、いろんなジャンルのいろんな視点の文章が読めた(読める)のも、キナリ杯に参加した意義は大いにあったなぁ……。

そしてそして、募集中にも他の方の応募作品を見て楽しんでいたけれど、岸田さんの提案してくださった、良いと思った記事をTwitterで紹介する「あなたのスキな応募作を教えて!」や岸田さんのツイートに自分の作品のアピールを載せて他の人に知ってもらう機会を増やすことができる「自薦キャンプファイアー」は、そういう作品をまた再発掘して、楽しむという、「オトナの遊び場」(勿論、「子供」も入場可能である)をより楽しくするツールとして機能しているように思う。岸田さんの発想には本当に尊敬するし、嫉妬する。本当すごい……。
「幸福のビックリ箱」のような人だなと思う。

彼女は以前のLIVEで「ライバルはいますか?」という質問に、「ライバルはいない。みんなすごいし、全員優勝。」(意訳)とおっしゃっていて、はー、カッコいいかよ…なんか令和をかっこよく駆ける女!って感じだとめちゃくちゃ嫉妬して、めちゃくちゃ尊敬した。

それこそ、私は才能ある人(それと決めて努力を続けられる人、特に同世代や歳下の世代の人)のことをめちゃくちゃに意識してしまうし、めちゃくちゃに嫉妬するし、めちゃくちゃに尊敬する。張り合える自分になりたい!って思っちゃう。負けてたまるかって四苦八苦する自分のこと、案外嫌いじゃない。

彼女は彼女のアプローチがあるように、私は私のやり方で、誰かに届く文章が書ければ良いなぁと思うのだった。

そして、来年のキナリ杯、リベンジするぞー!!!
こんな楽しい気持ちにさせてくれて、岸田奈美さん、本当にありがとうございます!!!これからも応援しております!!!

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