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気持ちがマイナスのとき ~仕事を嫌いにならないために~

疲れが全然取れない、心がずっとモヤモヤする、不満ばかり出てくるし未来に不安しかない、何をやってもうまくいかない気がする、前々から気になってたがあいつが気に入らない、一緒にいるのもいやだ、視界に入ってほしくない、そんなことを考えてる自分も嫌だ、てかもう何もかも嫌だ、もうどうにかなってしまえー!!わーーーーー!!!!!!!

みたいになることありません?
わー!ってなるのはまだ良いほうで、そのまま心が死んでしまうんじゃないかって状態になったりしたことある、あなた。もしかして今、その状態になってしまっているかもしれない、そこのあなた。

ああ!よかった!そういう状態なのだと気づけたんです!すごい!えらい!まずそれを褒めてあげてください。迷子になってるとき、目的地に進むためには、現在地を知る必要がありますよね。あなたは現在地に気が付いた。それはとても大きな前進です。

さて、この気持ちがマイナスの状態というのは、いわゆる「鬱」というものなんだと私は思っているんですが、解決するためのアプローチは沢山あります。病院に行って薬を処方してもらうのも一つの手だと思うし、仕事を辞めてしばらく休んじゃうのも一つの解決策だとは思います。でも、誰でもそれができるわけじゃないですよね。

ここが頑張り時、踏ん張り時ってわかってる。この仕事をまだ続けていたい。それなのに気持ちが切り替わらない。プラスにもっていけない。だからこそ悩んでるってひとは多いと思います。今回は、私がそんなときにどうやって気持ちのマイナスと向き合ったかを、紹介したいと思います。

HELP!の状態であることを周りに報告する

私は自分の気持ちがマイナス状態にあると気づいた時、「先週の疲れが取れないのか、気持ちがずっと憂鬱です。なかなか解消できないのですが、仕事に影響がでないよう努めます」と冷静に自分を説明し、私の現状を共有してもらいました。感情的にならず現状を説明することで、「助けてほしい」というお願いではなく「助けてもらいたい状況ではある」という報告をするのです。お願いより、報告のほうが伝えやすいですよね。

これは自分で問題を解決するために、周りにした報告です。本当に「ひとりではダメだわ。助けてほしいわ。あかんわ」ってなった時は、すぐにお願いします。迷っちゃだめです。でも、今回は自分で向き合って乗り越えるつもりではあったので、私は「報告」にしました。大事なのは、自分で解決するつもりであっても周りに知っておいてもらう、ということです。

この報告をすることで、あとからHELP(お願い)も出しやすくなりますし、周りも何かあったときのために心の準備をしておくことができます。「これ以上の仕事は抱えきれないだろうから頼まないでおこう」「今の仕事の負担を減らして、これだけやってもらえるようにしておこう」と察してもらえるかもれしません。ありがたいですね。いつか自分が逆の立場になったときには、助けてもらえた分の返しを忘れないようにしましょう。

肉体的回復方法をひととおりためす

さあ周りには現状を報告しました。次はこの現状をどう打破していくかです。まずは肉体的な疲れを取り覗きましょう。といっても今は何をしてもやる気がおきない気持ちがマイナス状態。特別なことをやるのもハードルが高いです。なので、日常生活に取り入れる形で肉体的回復を目指します。

食事…生の野菜や果物でビタミンをとり、根菜で腸をきれいにし、豚肉で元気を取り戻し、甘いもので頭にご褒美をあたえます。カフェインとアルコールは厳禁。

デトックス…水をたくさん飲んでトイレにこまめにいくようにし、お風呂にはバスソルトとか入浴剤とか入れてゆっくり浸かりる。銭湯とか言ってもいいよね。

休息…食事考えるのめんどいし、お風呂はシャワーででいいやめんどくさい!もう寝よう!とにかく寝よう!一度しっかり寝てしまおう!

運動…みんなが嫌いがちな運動、これ案外いいよ、体動かすの。でも筋トレとかランニングとかしんどいよね。そんなときは、家の大掃除!窓バアンあけて空気も入れ替えて大掃除しちゃおう!適度な運動で血行がよくなるし、汗もかくよ!それも面倒なら駅ひとつぶん歩くとか!あとはカラオケで熱唱とか!

私の場合、家に帰ると子供がいるので、ご飯を作るのも面倒で、お風呂に入れるのも面倒で、もうとりあえず面倒でした。でも、できることはなるべくやりました。でも最後の「運動」だけは気持ちが持って行けずなかなかできなかったんですが。結局、一番効果的だったのは「運動」でしたね。それが一番元気になりました。

相談相手を慎重に選ぶ

「運動」という選択にたどり着くまで、なかなか回復しなかった私は、人に話を聞いてもらうことにしました。でもこれで失敗しちゃったんですよね。相談相手は身長に選ばないと余計ダメージくらいます。この時の経験から、相談の内容によって相手を選ぶように私はなりました。

解決策を提示し叱咤激励してほしい場合は友人A、何をして何を言っても否定せず受け入れてほしい場合は友人B、一緒に共感してくれてかつ提案もしてくれるけど強制せずしかもそれらを笑い話に昇華してほしい場合は友人M。みたいな感じ。

なんでも話せる友人って現実問題そういないですよ。そんな期待を相手にしちゃだめだ。相手も人間なのだから、完璧な人などいないです。相談の仕方も大事ですよ。相手を大事に思う気持ちはどんな状況でも忘れないようにしましょう。

短い目標を作ってひとつずつ成功させる

一日を終えるごとに、一日を終えたことを褒める。そして、明日はこれだけすると決めてそれをクリアする。成功体験の繰り返しが自己肯定感につながります。自分を褒めまくる。それが難しかったら、自分が信じられるひとに自分を褒めてもらいましょう。

迷子の時は、現在地もそうですが、自分を見失わないようにしましょう。ここまで戦ってきたあなたを、大切にしてあげてください。よく頑張ってると思いますよ。ほんとに。

いったん離れる

昔よんでた漫画で好きなセリフがあります。物語の中で、いくつもの〆切がすぐそこに迫り少しの余裕もない状態の漫画家が、連日ハードスケジュールに疲弊していたアシスタントスタッフたちに言い放つ言葉です。

「あえて遊びに行くぞ!!」

その後、その漫画家とアシスタントスタッフは、カラオケに行き、ショッピングを楽しみ、ゲーセンにまで行っていたかと思います。島本和彦先生の「燃えよペン」だったかな?面白いのでお勧めです。

本来やらなくてはいけない仕事からいったん思いっきり離れてみる。ちょっと周りにお世話にならなくちゃいけないかもですが、重圧に押しつぶされそうになってる自分をいったん解放する。そうしてみてみると、自分が感じているよりずっと現状は深刻ではなかったり、解決までの道は意外とシンプルだったりと、色々気づくことがあるかもしれません。はなれてみると、今度はやりたくなってくるってことも、あるかもしれません。

大事なのは、肩の力を抜くことです。

そんな感じで、以上がわたしがためしてみたあれこれです。今はどちらかというと気持ちがプラスなので、なんであんなにマイナスだったのか、しんどかったのかよく覚えていません。なんであんなに人を嫌っていたのかも。
とにかくいえることは、あのときの私が本当の私だというわけではなかった、ということです。ネガティブに振り回されていただけなのです。

気持ちをマイナスからプラスにもっていくって、本当に大変です。その苦しみは本人にしかわかりません。経験を積めば自分の気持ちのコントロールが上手にできるようになる人もいるだろうし、長い長い間、苦しみ続ける人もいると思います。

あなたも、そうですか?

今あなたは、成長するために痛みを感じているだけですよ。だから、自分や誰かを攻撃しても、解決できるものでは無いのです。その場から逃げ出すことも出来ますが、そうすればそこから見える虹の美しさは知ることができません。もちろんそれはわかつているでしょう?

今は受け入れて、どうしたら今の自分でも前へ進むことが出来るのか。それを考えていきましょう。何が必要なのか、冷静に、客観的に。

気づいて欲しいのです。
あなたのことを誰よりもよく知っていて、誰よりも近くにいて、誰よりもあなたを動かすことが出来るのは、「あなた」なんですよ。

誰かの幸せの種になれたらと思って活動しています。まだまだ未熟ですが、応援していただければ嬉しいです。