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風が吹けば桶屋が儲かったり儲からなかったりすること。カルマ、行動とその影響について

こんにちは。塩本悠美子です。チベット仏教を学びながらマインドフルネス瞑想の指導をしたり、マッサージのセラピストをしたりしています。

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自分の見えていないところ。何それそれ全然把握してなかった、みたいなところのこと。あるよねえという話。

例えば仕事で自分の意図したことがうまく転がってすべてがいい流れにのるってこともあるけど、自分の把握していないところで意図しない化学反応が起きてていきなり爆発して、マジでびっくりした、、、っていうこともあります。

ちなみにここ数週間そんな大小様々な爆発の中で暮らしており(汗)

問題はちゃんとものごとをみれていないということ。みているつもりでも誤解していたりみえていなかったりするということ。

そして思い知ったのは “物事を明晰にみる“ とは、自分が見えてる範囲をしっかりと見れるようになるよ、ということではなく、見えないところが見えるようになるというかそこに気付く練習なんだなあということ。

ああ、こんなとこにブラインドスポットがあったのね!と。

やっぱり今にいる力がひとつの改善方法になると思うし、それにはマインドフルネスの力だし、そこから話がはじまっていくスタート地点にたつことなんではないだろうか。

ビリヤードからカルマを学ぶ

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カルマってよく「業」とか「原因と結果」ってよく訳されると思う。
いろんな訳があるし、語源からいうと「システム」的な意味もある。
ここでは「アクションそしてそれに紐づく結果の連続」みたいな感じで使っていきたいと思う。
David 先生がカルマについてビリヤードを例えに使っていた。

Karma literally means “action," particularly as it relates to the continuity of cause and effect. In a way it's like shooting pool. If we're dazed and confused as we play the game, then we're just sort of knocking the balls all over the place. If there's clarity and precision as you set up your shot, the balls go where you want them to go. When we look at our pool table, we can see the balls forma pattern, just as in this very moment the various elements of our lives form some kind of pattern. As we survey our situation on the table, we have some kind of response to it, and we prepare to take our next shot. As we pick up our pool cue, we have some assessment, some feeling, and some kind of intention going forward.
(Awakening from the daydream / David Nichtern)

ビリヤードは、いかに正確に球を突いて思い通りの方向に球を運ぶか。
そして突いた球が他の球にあたる。このアクションをどう自分の思う形でコントロールできるかというゲームだと思う。

私たちの生活の中でも、ビリヤードのテーブルのようなことが日々起こっていて、意図しているかいないかに関わらず、仕事や家庭や社会の中でその状況に応じた反応をし、その影響が周りに及ぶということを日々繰り返して過ごしている毎日を過ごしている。

対象の球を突いて、思い通りに球がはじけたと思いきや、はじけた先の球が思わぬ動きをして落ちてはいけない手玉が落ちることだってある。

というか実際にはもっとそれ以前の話で、私たちはそもそも突いてはじけた先の球もよく見ていなかったり、見ているつもりでもそれが思い込みだったり、幻想だったりする方が多いのかもしれない。そもそも球を突けていなかったり。いわば酔っ払ってプレイしているような状態の方が日常に近いかもと。

このゲームで起こることは3つある。
・状況を見て、そこに何らかの分析なり反応をするということ。
・そして次のアクションにつなげる、すなわち先に進めようとする動きがあること。
・そしてそれを繰り返していくということ。

人生においてひとつひとつの行動や言動が球を突くアクションになっている。

はて、生まれてからどのくらいの球を打ち続けてきたんだろう。毎日、毎時間、毎瞬。今、文章を書きながらコメダのコーヒーを口に運ぶかどうかさえひとつの反応だ。

ポイントは、アクションをとる際に今ある状況に自身の過去の経験と考え、そして今現在のこうしたい!を絶妙にブレンドしてアクションを繰り返していくことだと思う。
状況に何らかの評価や感情や反応があって、先に進めようとする。この一連の流れをずーっと繰り返している。

風が吹けば桶屋が儲かるって話も

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カルマは一連の流れが前後の状況に大きく関係していて連続しているということも大きなポイントだと思う。
「風が吹けば桶屋が儲かる」てことわざを思い出した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/風が吹けば桶屋が儲かる

風が吹くと、、、埃が舞って、、、それが目に入って、、、
風が吹くという一つの状況が何かに影響し、それがまた何か他の状況を作るという繰り返しの結果桶屋が儲かるという一連の流れだ。

前後の状況がつながっていて関連しあっているということ。
今自分が住んでいる場所・一緒に住んでいる人・仕事・友人・すべての今ある状況は今までのひとつひとつのアクションの積み重ねの結果としてここに現れている。

人と人の関係性も今まである流れの中のひとつだ。
たとえ小さな一言だとしても、時には何も意図していない動作ひとつにしても、それは状況を変えている。

そうだ自分がアクションを起こすことは周りを動かすということだった
たとえそれがどんなに小さなことでも、意図しているかどうかにかかわらず状況に何らかの影響を与えている。

自覚できているかいないかに関わらずってところが悩ましい。

だから状況をみる力が必要だし、それは意識しないとできないことだと思う。風が吹いて桶屋が儲かるところまで洞察するってのはなかなかのもんだ。
まずは状況を見ようとする力を学ぶことはできるのだろうけど。

やっぱ結局マインドフルの力はベースになるんだなあ。



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