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瞑想はチームスポーツだ!


マインドフルネス瞑想は「正確にやる」ことが重要

よく瞑想では「今にいる」と言うことがしきりに言われます。今日は「今にいる」ということについて、少し深掘りしてみたいと思います。

瞑想のやり方を説明する時に、3ステップを説明すると、
1、席に着く
2、呼吸に注意を払う
3、考えごとに気づいたら「思考」とラベルをはって呼吸に注意を戻す

非常にシンプルです。しばらくするとまた思考(イメージやストーリー)がでてきて、気づいて、また呼吸に注意を戻す。気がつくとまた思考がでてきて気づく、また呼吸に注意を戻す、の繰り返しです。

「呼吸に注意を払う、思考に気づく、ラベルをはって呼吸に注意を払う」の繰り返しです。

この練習を繰り返ししていくことが、マインドフルネス瞑想の基本です。

正確な練習をしているはずが「クセ」が出てくる

ここで問題は、テクニックに忠実に従っているつもりが、実はこのやり方に「それぞれの癖が出る」ということです。

3ステップを正確にやることがマインドフルネスの基本であり、これ以上でも以下でもありません。

しかし、この3ステップを正確にできていない可能性があることは、見落としがちなポイントだなあと、感じています。

例えば、「ラベルをはる」というテクニック。単純に同じラベルをはるのですが、これをもしこんな風にはっていたら要注意です。
「悲しい思考」
「楽しい思考」
「クリエイティブな思考」

もしこのようにフォルダ分けするように、ラベルをはっていたとしたら、これは間違いです。
そして実はこれ、決してやってはいけない方法なのです。

「ラベルをはる」を「フォルダわけ」のように解釈して練習すると、フォルダ分けをしている時、思考に「評価と判断を加えている」状態になります。

つまり「私」はこれが好きだ、「私」はこれを嫌いだ、を繰り返してしまうわけです。これでは「私」の “物事の見方のクセ” が強くなり、端的に言えば自己中心的になります。

せっかく真面目に努力しても、まさか逆方向に進んでいるなんて思いもしません。1人で練習を続けるとこの類いの事故が起こります。これじゃもったいないですよね。

「シンプルさ」にチューニングしながら、チームで練習を継続することが必要

なので練習の感想や質問をお互いにシェアして、「あれ、これちょっとやり方間違ってるのか?」と、練習の軌道修正を行うことが重要なわけです。それはお互いの感想をシェアする経験から生まれます。
そうすると、どこかで「おや?」と気づける、つまり軌道修正ができます。

なのでこのコミュニティを立ち上げているわけです。
↓↓「N.Y.スタイルで続ける!マインドフルネス瞑想」

「ひとりでやると練習が曲がる可能性がある」ということを知らないことが問題であり、これには正しい知識を知っていることが必要だと思います。

最近は、瞑想を続ける上で最も必要な能力と言っても過言ではないのかもしれない、、と思っています。そしておそらく一番軽視しがちな要素かもしれません。

やはり瞑想の練習をするときに、1人で続ける人が多いんです。
「黙って座ってるだけなんだから、1人でできるじゃん!」と、ひとりで練習をつづけてしまう。

そうすると、いつの間にか練習がどんどん曲がっていく。
自分ができていると思っている。

本当に微々たるずれだとしても、そのずれは1年積み重ねると大きな角度になります。
「ラベルを貼る」ときに口調が厳しかったり
「呼吸に注意を払っている」ようで、呼吸のことを思考していたり、
「よい姿勢で席についている」背中が丸まっていたり。

正確に練習すれば、マインドフルネスの恩恵はあります。
練習が正確に続くひとと、そうでない人の違いはここで、
人との関わりの中で、他人の感想を聞いたり、自分の練習を素直にシェアできないと練習の質という面は厳しくなります。

瞑想の練習はチームスポーツに近い。
ある種慣れでもあるので、練習を続けている方はぜひコミュニティをさがしてみてください。
座禅会をやっているお寺など、伝統的なものや、
医学的なデータがしっかりバックグラウンドにあるコミュニティが安心です。
#ここも少なくとも平安末期くらいまで先生の系譜が辿れます。
#そこに先輩方のビッグデータがあります
#変な宗教にひっかからないように
#コミュニティ選びは慎重に

シンプルに、正確に練習をするためには、チームで練習するのがよいよ!ということを改めて感じています。

【国際認定指導者になる】
100hマインドフルネス・メディテーション・ティーチャートレーンング

True Nature Meditationの瞑想指導者育成プログラムは、アメリカやヨーロッパで人気の国際的な指導者養成プログラム「Dharma Moon 100h Mindfulness Meditation Teacher Training」を日本語で提供しています。プログラムを修め試験に合格するとDharma MoonとTrue Nature Meditationの共同認定指導者資格が付与されます。北米・ヨーロッパの指導者と同じ指導メソッドを身につけた国際的な認定指導者を目指せます。

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