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塩見直紀の試行100(008)「自己紹介が地球を救う」

半農半X研究所の塩見直紀がこれまでつくってきた本やワークブック、コンセプト、考え方など、これはぜひ使ってほしい、発展させてほしいと思うものを100個まとめていくシリーズです。今回は「自己紹介が地球を救う」というコンセプト、考え方について。


「~が地球を救う」という表現は好きでない方も多いでしょう。今回のポイントはそこではありません。笑 講演やワークショップの場で、地域のなかで、職場のなかで、宇宙船地球号(←この表現もきらいな方もいます 笑)のなかで、もっと自分のことを語り、相手の夢や得意なこと、悩みなどを傾聴するなかで、お互いのエックス(天職、天与の才、役割、生きる意味など)を応援し合える世にできたら、と感じるようになりました。ワークショップ等で自己紹介をいろいろ経験するなかで、「自己紹介をし合う」って大事だと思うようになり、もっとそんな場がこの世に増えたらといいのではないか。相互理解から家庭や地域、世界がいい感じに変わっていくことを私・塩見直紀は「自己紹介が地球を救う」と呼んでいます。「自己紹介し合う」の反対は「戦争し合う」ではないかなとも。
写真は『ワークショップ~新しい学びと創造』(岩波新書、2001)などでワークショップ、ファシリテーションの世界で刺激を与え続けてくださっている中野民夫さん(東京工業大学教授)と京都府内のJR山陰線の並河駅だったかの近くのカフェで記入をおこなった2人の「自分AtoZ」シートです。5分で中野さんと塩見が自分AtoZを各自記入。各5分で自己紹介。わずか計15分で深い世界への旅ができたように感じました(ワークブック「AtoZが世界を変える!」(綾部ローカルビジネスデザイン研究所編所収)。

2020年のパンデミックから、新しい出会いが少ない時代になってしまっていますが、旧知の方とでもいいので、あらためて「自己紹介が地球を救う」を体験してみてください。その際、「自分AtoZ」は使えるフォーマットです。
余談ですが、20代のころから私は、中野民夫さんの企画するワークショップとか講演会参加しておりました(ジョアンナ・メイシー、ティク・ナット・ハンなど)。そういう自分を「中野チルドレン」と呼んでいます。笑

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