見出し画像

この2年、僕が読んだ本のなかで、よく出て来るなと感じてきた本を2冊あげるなら、ギリシャ神話の「シーシュポスの神話(岩)」(巨大な岩を山頂まで上げるよう神に命じられる話)とプルーストの『失われた時を求めて』でしょうか。3冊目をあげるなら、コリン・ウィルソン25歳の処女作『アウトサイダー』(1957、この中公文庫は2017)です。何度も出てきてくれるのは何かメッセージがあるのかも、ということで拝読。

コリン・ウィルソンは何歳頃から「アウトサイダー」という鍵語を有していたのでしょう。僕(塩見直紀)の25歳のときはどうだったか。僕にとって重要な鍵語「ソーシャルデザイン」という言葉を得たのは26歳でした。『アウトサイダー』を読みながら、あのころ、振り返ってみます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?